東京Vが今季G大阪からの期限付き移籍でプレーしたFW山見大登(25)を、完全移籍で獲得することが16日、決定的となった。今季16年ぶりのJ1を戦った東京Vでプレーした山見は、7ゴール5アシストと活躍し、6位躍進に貢献。保有権を持つG大阪と…
東京Vが今季G大阪からの期限付き移籍でプレーしたFW山見大登(25)を、完全移籍で獲得することが16日、決定的となった。今季16年ぶりのJ1を戦った東京Vでプレーした山見は、7ゴール5アシストと活躍し、6位躍進に貢献。保有権を持つG大阪との契約を残す今オフには、復帰要請をしたG大阪を含め、広島、福岡など複数クラブが獲得オファーを出したが、プロとして飛躍のきっかけをつかんだ東京Vへの完全移籍を決めた模様だ。
関学大在籍時に特別指定としてG大阪デビューを果たした山見は、22年にトップチーム入り。スピードと両足でのシュート力を武器に、主に途中出場として起用されていた。今季は出場機会増を求め、J2から昇格した東京Vへ期限付き移籍。新天地ではシーズン序盤こそ途中出場が主だったが、6月以降は先発に定着すると、ゴール、アシストなど決定的な仕事ができる選手へと成長した。
山見はプロ入り前から、サポーターとして応援してきたG大阪への愛着も強かった。しかし東京Vも来季に向け、欠かせない戦力として山見を高く評価。移籍金も含めた熱意ある完全移籍オファーを出していた。今季はかつてカズも背負った名門ヴェルディの11番を背負ったアタッカーが、覚悟とともに緑のユニホームで勝負する。