J1福岡は16日、監督就任会見を福岡市内で行い、公式YouTubeで急きょ生配信された。監督に就任した金明輝氏は1時間35分の会見で「勝つことに執着しすぎるあまり、自分を見失った。信頼を取り戻し、一体感のある強いチームを構築したい」と決意…
J1福岡は16日、監督就任会見を福岡市内で行い、公式YouTubeで急きょ生配信された。監督に就任した金明輝氏は1時間35分の会見で「勝つことに執着しすぎるあまり、自分を見失った。信頼を取り戻し、一体感のある強いチームを構築したい」と決意を語った。
金氏は鳥栖のU―18監督、トップチーム監督時代に暴行や暴言など複数のパワーハラスメント行為があったとして、2021年に監督を辞任。コーチ養成講習会を経て、今年2月に監督就任に必要なS級ライセンス(現Proライセンス)を再取得した。金氏は「過ちをしっかりと受け止めている。監督復帰は様々な意見、見解があるのは承知しています。受け止めたい」と話した。川森敬史代表取締役会長は「クラブとしては過去の過ちは決して容認できないが、反省して再出発しようとしてる金監督を信じて、来シーズン共に歩むと決めた」と報告した。
金氏の就任の可能性を伝える報道を受けて、サポーター団体が再考を求める声明を発表していた。スポンサーにも、クラブに白紙撤回をうながすよう求める匿名の要求が複数届いたというが、クラブ側は方針を曲げず、正式契約に至った。同会長は「今回の就任にあたり、一日でも早く監督選定の理由と、今後目指すべきチーム作りなどをご説明したく、この会見を開催いたしました」と経緯を説明した。