12月12日、Bリーグ・島田慎二チェアマンのポッドキャスト番組『島田のマイク』第215回が配信。1年の間でバスケ界で印象に残…

 12月12日、Bリーグ・島田慎二チェアマンのポッドキャスト番組『島田のマイク』第215回が配信。1年の間でバスケ界で印象に残ったワードを決める『バスケ界 たぎりワード大賞 2024』の発表と、1月に控える『りそなグループ B.LEAGUE ALL-STAR GAME WEEKEND 2025 IN FUNABASHI』開催地・船橋市の魅力、そしてBリーグU18の躍進などについて語った。

 『バスケ界 たぎりワード大賞 2024』は、齋藤拓実(名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)の「またドルフィンズアリーナで会いましょう」が大賞に輝いた。この言葉は2023-24シーズンのホーム最終戦で、地区優勝の行方が定まらない中「西地区優勝して(CSのホーム開催を勝ち取って)戻ってくる」という決意表明として発せられ、見事に実現した。島田チェアマンは「言葉が綺麗ですよね。齋藤拓実選手の人前で喋るシーンを見かけることが何度かあったんですけど、上手ですよね」「シンプルですけど、その辺の前提があって、その中で発したので、より伝わったんじゃないですかね」と評価した。

 次点には、河村勇輝のグリズリーズでの活躍を指す「NBA河村」や、パリ2024オリンピック後初となる日本代表活動時の「キャプテンはマコ」などが選ばれた。島田チェアマンは「来年は(オリンピックのような)そういうビックイベントはないですから。ビックイベントに続く道のりがスタートしましたけど、その過程なので、まずはBリーグを盛り上げて。Bリーグの中で、もっとキャッチーな言葉を出したいですね」と、日本バスケを世界にさらに示していくための勢いと、それにつながるワードの誕生を期待した。

 2025年1月18日と19日に開催される『りそなグループ B.LEAGUE ALL-STAR GAME WEEKEND 2025 IN FUNABASHI』について、会場となるLaLa arena TOKYO-BAY(ららアリーナ)を含む船橋市の魅力を紹介。島田チェアマンは「アリーナだけで完結するのではなくて、船橋市の色々なところに足を運んでいただいて、船橋の魅力を知っていただくということも重要なエッセンス」と述べ、オールスター開催を通じた地域活性化への想いを示した。自身にとっても馴染み深い土地なだけに、島田チェアマンは「船橋ってディープなノスタルジックな街並みがあったり、濃いお店がいっぱいある」と、地元の魅力を熱く紹介した。

 番組後半では、11月末に開催された『インフロニア B.LEAGUE U18 CHAMPIONSHIP 2024』で名古屋ダイヤモンドドルフィンズU18が初優勝を果たしたことを受け、Bリーグの育成年代の成長について、島田チェアマンは「レベルアップのスピードがめちゃめちゃ早い」と評価。当初は「ウインターカップに出るような強豪校と真っ向勝負できるには10年ぐらいかかるんじゃないの」という見立てだったが、「トップ、名門校に行っても通用するような選手が、このユースのU18を選ぶようになってきた」と、想定を上回る発展を指摘した。

 今回のエピソードでは、Bリーグ各クラブの育成システムの現状や、島田チェアマンが選ぶ2024年を表す漢字などについて語られた。

【番組を聴く】『バスケ界 たぎりワード大賞 2024』結果発表…「島田のマイク」第215回