バドミントン・ワールドツアーファイナルズの女子ダブルスで銀メダルを獲得した志田千陽、松山奈未組(再春館製薬所)が16日、成田空港に帰国した。決勝では世界ランク2位の韓国ペアに敗れたものの、準決勝ではパリ五輪金メダルの中国ペアを撃破。志田は…

 バドミントン・ワールドツアーファイナルズの女子ダブルスで銀メダルを獲得した志田千陽、松山奈未組(再春館製薬所)が16日、成田空港に帰国した。決勝では世界ランク2位の韓国ペアに敗れたものの、準決勝ではパリ五輪金メダルの中国ペアを撃破。志田は「自分のできることを出せたし、楽しめたので満足」とし、松山は「準優勝は素直にうれしい」と振り返った。

 今年は五輪代表選考レース、銅メダルだったパリ五輪、ワールドツアーと多くの試合を戦い抜いた。2024年を志田は「運」と表現。「運が良かった」と率直な理由を明かした。

 年明けからは松山がコンディション調整で休養に入るため、志田は2大会限定で16年リオデジャネイロ五輪金メダルの松友美佐紀(BIPROGY)とペアを結成する。そのため25日から開催する全日本総合選手権(調布市・武蔵野の森総合スポーツプラザ)が、シダマツとして出る大会としては一区切り。松山は「優勝を目指して頑張りたい」と意気込み、志田は「1度もタイトルが取れていない。優勝を目指して笑顔で締めくくれたら」と力を込めた。