巨人は16日、中日を自由契約となったライデル・マルティネス投手と選手契約を結ぶことで合意したことを発表した。4年契約とみられる。 マルティネスは球団を通じてコメントを発表。「読売巨人軍と契約できたことを心から嬉しく思っています。これまでと…

 巨人は16日、中日を自由契約となったライデル・マルティネス投手と選手契約を結ぶことで合意したことを発表した。4年契約とみられる。

 マルティネスは球団を通じてコメントを発表。「読売巨人軍と契約できたことを心から嬉しく思っています。これまでと変わらずライデル・マルティネスとして全力でプレーし、2025年がジャイアンツの年になるように頑張ります。東京ドームでファンの皆様の前で投げられるのを楽しみにしています」と決意を示した。

 マルティネスの合意は14日(日本時間15日)、複数のキューバメディアも報道。中日の守護神として活躍した右腕が「私の夢は日本シリーズに出場して優勝すること。日本で最も重要なチームのクローザーに僕を選んでくれたことを、とてもうれしく思っている」と話したことも伝えられていた。

 中日とは今季限りで3年契約が終了。シーズン後に巨人、DeNA、ソフトバンクが水面下で調査をはじめ、中日も球団史上最高年俸となる4年40億円以上のオファーで残留を求めていた。

 マルティネスは2017年に育成契約で中日に入団。18年に支配下選手に昇格すると、中継ぎ、抑えで活躍した。今季は2勝3敗43セーブ、防御率1・09で22年に続く2度目のセーブ王のタイトル獲得。ここまでNPBで8年間、通算303試合で14勝18敗166セーブ、防御率1・71の成績を残している。

 巨人は今季、大勢が守護神として29セーブ、防御率0・88と安定。ケラー、船迫、高梨らに加えてマルティネスが加入したことで、12球団屈指のリリーフ陣はさらに盤石となりそうだ。