◆プロボクシング UーNEXT BOXING ▽IBF世界バンタム級(53・5キロ以下)タイトルマッチ12回戦 同級王者・西田凌佑(7回1分37秒KO勝利)同級14位アヌチャイ・ドンスア(タイ)(12月15日、大阪・住吉スポーツセンター) …
◆プロボクシング UーNEXT BOXING ▽IBF世界バンタム級(53・5キロ以下)タイトルマッチ12回戦 同級王者・西田凌佑(7回1分37秒KO勝利)同級14位アヌチャイ・ドンスア(タイ)(12月15日、大阪・住吉スポーツセンター)
初防衛戦に成功したIBF世界バンタム級王者の西田凌佑=六島=が16日、大阪市内の所属ジムで会見した。同級14位のアヌチャイ・ドンスアを7回KOで倒し、「内容はよくなかったけど、KOすることができてよかった」と振り返った。
試合後は「家族とゆっくり過ごしました。子どもをずっと見てました」と娘の莉奈ちゃんに癒やされた。昨年3月に結婚した近大ボクシング部同期で元アマ全日本王者の妻・沙捺さん(旧姓・河野、28)には「お疲れさまと言われた」と家族の大切を改めて実感した。
今年5月には同級前王者のロドリゲスに判定勝ちし、プロ9戦で世界チャンピオンに。15日には初防衛にも成功。WBAの堤聖也(角海老宝石)、WBCの中谷潤人(M・T)、WBOの武居由樹(大橋)とバンタム級は全員日本人のため、その座を守りきった。西田は「世界チャンピオンのまま年を越せるのはよかった。来年に向けてまた頑張ります」と話し、「一番評価が高い中谷選手とやりたい」とWBCの中谷潤人との対戦を熱望。所属ジムの枝川会長は「中谷さんとやりたい言ってるけど、昨日の出来じゃできない」と厳しい言葉をかけたが、「オフを作らないと、気持ちも体も。理想は6月くらいかな」と来年を見据えた。