【ラ・リーガ】ソシエダ 0-0 ラス・パルマス(日本時間12月16日/アノエタ) 【映像】久保建英、ボールを叩きつけて激昂した瞬間 久保建英が珍しく激昂した。ソシエダでプレーする日本代表MFは、…
【ラ・リーガ】ソシエダ 0-0 ラス・パルマス(日本時間12月16日/アノエタ)
久保建英が珍しく激昂した。ソシエダでプレーする日本代表MFは、味方が倒れた場面で自チーム側のファウルという判定に対して怒りをあらわにし、目の前にあったボールを拾って叩きつけるほどブチギレた。これにはファンも驚きと同情の声を寄せている。
話題の場面はラ・リーガ第17節、ソシエダがホームにラス・パルマスを迎えた一戦、38分のことだった。ソシエダが相手のカウンターを浴びた際、両チームの選手が倒れ込むと、審判の下したジャッジが“スイッチ”となった。
相手陣内、ソシエダにとっては右サイドからラス・パルマスのMFダリオ・エッスゴがドリブルを開始すると、それを後追いする形になったマルティン・スビメンディが後ろから押してしまう。そこで体勢を崩したエッスゴが目の前にいたソシエダのDFホン・アランブルと交錯。両者はその場に転がるように倒れて悶絶していた。
その瞬間、目の前で見ていた主審が笛を吹くと、その手はラス・パルマスの攻撃方向を指差していた。ソシエダにとっては、アランブルが倒されたこともあり、スビメンディは頭を抱えて大きく嘆いたのだった。しかし、それ以上のリアクションを見せたのが久保だ。笛が鳴った際に両手を挙げて相手のファウルをアピールしていたが、審判の判定が“逆”だと気がつくと、足元にあったボールを拾い上げ、それを叩きつけて怒りをあらわにしたのだ。
これを見た解説・安永聡太郎氏も「おおお、そっちですか」と、まさにジャッジに驚きながら、続けて「そして久保がカードもらっちゃうかな今ので」と話すと、その言葉通り、審判はすぐに久保へイエローカードを提示した。実況・瀬﨑一耀氏が「ちょっと強めに怒りました、久保」と伝えると、安永氏が改めて状況を説明した。
「アランブルがボールを奪ったシチュエーションのアタックはファウルだと思います。ただ、主審のジャッジはエッスゴが持ち出した時の一つ目のプッシングですかね。そちらのジャッジを先にしていたんでしょうね。スビメンディの後ろからのプッシングが最初にファウル。その後、(エッスゴの)膝が横から入りました」
リプレイ映像を見るとスビメンディが先にファウルを犯したように見えるため妥当性はありそうだが、ソシエダからすれば納得がいかないのだろう。久保が珍しく激昂する姿にはファンもSNSで「イエローは余計だけど気持ちはめっちゃわかる」「変なイエローもらってる」「これはキレそう」と、驚きと同情の声を寄せていた。
これで久保は今季2枚目のイエローカードを受けることに。試合もラス・パルマスの戦略によってソシエダの攻撃力が封じられる形となりゴールレスでタイムアップ。久保は67分でベンチに下がり、後味の悪い一戦となった。
(ABEMA de DAZN/ラ・リーガ)