「パテレアワード2024」が15日、都内で開催され、ロッテからは鈴木昭汰投手が出席した。「他球団の選手と(トークショーなどを)やる機会も初めてだったので、最初は結構人が多いなと思ったんですけど、皆さんのおかげで楽しくできた」と振り返った。…

 「パテレアワード2024」が15日、都内で開催され、ロッテからは鈴木昭汰投手が出席した。「他球団の選手と(トークショーなどを)やる機会も初めてだったので、最初は結構人が多いなと思ったんですけど、皆さんのおかげで楽しくできた」と振り返った。

 今季は自己最多の51試合に登板し2勝2敗、5セーブ、27ホールド。自責点4で防御率0・73と圧倒的な数字を残した。さらには侍ジャパンとしてプレミア12に出場するなど飛躍のシーズンとなった。

 1年間戦い抜いた中で、最も印象深かった試合は5月26日・ソフトバンク戦だという。2-0の七回無死満塁のピンチを招いた沢村からバトンを受け取り登板。緊迫する場面だったがまずは中村晃を併殺打。続く三森を粘られながらも7球目のスライダーで遊ゴロに仕留め、無失点に抑えた試合だ。「盛り上がったし、僕も昂ぶる気持ちがあった」と振り返った。

 プレミア12を終えオフに入ってからは、連日のイベントなどで完全休養日はなし。「良い忙しさです」と笑顔で話したが、その半面「時間を見つけて練習しないとマジで練習できないので大変です」と、人気者ならではの悩みも抱える。

 その中で、今まで以上に気を使い始めたのが1日のスケジュール管理だという。「何時から何時に予定があるから、何時に起きてこうしようと」とカレンダーも利用して徹底管理。「なんだかんだ言って、あと半月したら自主トレが始まるし、すぐキャンプイン。出遅れたくないし、万全の状態でシーズンに入りたいので、そこはちゃんとやっていきたい」と話した。

 今季の大活躍により、引っ張りだこの鈴木は大忙しだが、「喜んでくれる人がいるので、こういう機会でしかそういうのはないので、大切にしていきたい」。来季の準備をしながら、ファンとの交流も楽しむオフシーズンを過ごしている。