全国中学駅伝大会(男子6区間18キロ、女子5区間12キロ)が15日、滋賀県希望が丘文化公園スポーツゾーン芝生ランドで行われる。県大会で優勝した細江中が男女アベックで出場。そろって8位以内の入賞を狙う。**** ダブルエースを中心に細江中男…
全国中学駅伝大会(男子6区間18キロ、女子5区間12キロ)が15日、滋賀県希望が丘文化公園スポーツゾーン芝生ランドで行われる。県大会で優勝した細江中が男女アベックで出場。そろって8位以内の入賞を狙う。
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ダブルエースを中心に細江中男子が、8位以内を目標に掲げる。主力の一人・藤田晴亮(3年)は1区での起用が決まった。小学生からサッカーを始め、中学でもクラブに入りながら陸上との“二刀流”をこなしてきた男が流れを呼び込む。
県大会でも1区を務めた。「人と一緒に走るのは、あまり好きじゃない」と、言いながら、快走でVに貢献した。今回はクロスカントリーの大会も行われる芝でのレース。すでに、3度の試走で感覚はつかんでいる。サッカー少年らしく「芝は得意です」という藤田晴が、いい位置でたすきをつなぐ。
もう一人のエースで、主将の柘植源太(3年)も燃えている。「全国では中盤に離されると、最後で挽回するのは難しい」という氏原卓也監督(41)の考えで、県大会のアンカーではなく中間の勝負どころ4区で抜てきされる。
柘植は「どこで走っても、自分のところで1位に押し上げたい」と、力こぶ。11月30日のしずおか市町駅伝では7区で区間新の走りを見せて、浜松市北部をVに導いた期待のランナーが、チームを入賞に導く。
(塩沢 武士)
全国経験のあるヒロインたちが、女子チームをけん引する。太田美香と大谷恵以(ともに3年)はいずれも、18位だった2年前の大会にも出場。2つ上の姉ときょうだいランナーで起用された2人が「今度は入賞に貢献できる走りがしたい」と、声をそろえた。
前回はアンカーだった太田が、今回はエースが集う1区で出場する。「どの位置でもってこれるかが重要。(入賞圏内の)8位以内でもってきたい」と、力を込める。しずおか市町駅伝では1区で高校生に交じって5位と健闘し、好調をキープしている。
前回は2キロ区間の3区だっ大谷は、3キロ区間の5区アンカーを任された。「2年前は前半速く入りすぎてしまったので、気をつけたい」。区間36位と不本意に終わったリベンジに燃える。男女アベック入賞へ“ミカケイ”ペアが暴れ回る。