ヤクルト・吉村貢司郎投手(26)が14日、新潟県燕市内で行われた「つばめ野球クリニック2024」に参加。刃物生産や洋食器など「ものづくりのまち」としても知られる同市で、切れ味抜群の直球を磨くとともに新球・チェンジアップ習得へ意気込みを語っ…
ヤクルト・吉村貢司郎投手(26)が14日、新潟県燕市内で行われた「つばめ野球クリニック2024」に参加。刃物生産や洋食器など「ものづくりのまち」としても知られる同市で、切れ味抜群の直球を磨くとともに新球・チェンジアップ習得へ意気込みを語った。
開幕投手を目指す来季へ、大きな武器を身につけたい。「バッターのタイミングを奥行きでずらせるボールがほしい」と昨年から取り組んでいるボールだ。今年は初めて球宴にも出場し、広島・床田にも「抜き方を聞きました」と精力的に取材。現在はワンバウンドしてから捕手まで届くほどで完成形にはまだ遠いが、2軍戦ではすでに試投済み。来季こそ、1軍での解禁を目指していく。
吐く息は白く染まり、野球教室中には屋内運動場の屋根をみぞれが叩く音が響いた。それでも子どもたちの熱気に包まれ、吉村は表情を引き締めた。「楽しんでくれている姿を見て、僕も頑張りたいなと思った。子どもたちの目標や夢につながってくれたらいいです」。鋭い直球に加え、フォーク、新球チェンジアップ…。今オフは豊富な武器を準備する。