阪神OBの今成亮太氏が14日にフジテレビで放送された「ジャンクスポーツ」に出演。「プロ野球2軍はつらいよ」をテーマにトークを繰り広げた中、阪神にあった謎の“金髪ルール”について明かした。 今成氏は日本ハムから2005年の高校生ドラフトで4…

 阪神OBの今成亮太氏が14日にフジテレビで放送された「ジャンクスポーツ」に出演。「プロ野球2軍はつらいよ」をテーマにトークを繰り広げた中、阪神にあった謎の“金髪ルール”について明かした。

 今成氏は日本ハムから2005年の高校生ドラフトで4巡目指名を受けてプロ入り。その後、12年4月に交換トレードで阪神へ移籍した。勝負強い打撃で14年にはキャリアハイの115試合に出場。本来は捕手だが打撃を生かすため三塁にコンバートされた。さらに明るいキャラクターでファンから愛された選手の1人だ。

 当時のパ・リーグは髪を染めている選手やヒゲを生やしている選手が多かったが、セ・リーグでは「茶髪&ヒゲ禁止」など各球団で独自のルールが設けられていることが多かった。阪神でも周囲はきれいにヒゲをそり、黒髪の選手が多かった。ただ「1軍の戦力として認められればOK」という暗黙のルールがあったことを明かし、「何やそれ」と思ったが「1軍に定着し始めてそろそろ金髪いったろうかなと思って。勇気を持っていってみようと思って。たまたまある後輩も『僕も行きます』と言ってくれて」と明かした。

 後日、後輩と2人で当時の片岡打撃コーチとすれ違うと「おい、何やその髪形、ヒゲ。そってこい」と隣にいた後輩が命じられた。「その後に呼ばれて、『あの髪形はあかんよな?ナリちゃん』と言われて。僕も金髪だったんですけど、片岡さんに認められて1軍選手になった」と語ると浜田雅功は爆笑。金髪以外でも1軍に昇格する直前に淡路島でバナナボートに乗っていて左肩を脱臼するハプニングも明かし、1軍と2軍の悲哀エピソードを明かしていた。

 さらに大谷翔平の話題になると、「担当スカウトは僕の父なんですけど」と激白。父の今成泰章さんは阪神、日本ハムのスカウトとして数々の名選手を発掘。ダルビッシュや大谷を担当したことでも話題となった。

 直後に共演していた関本賢太郎氏が「お父さんはめちゃめちゃいい選手とってるのに息子が…バナナボートって」とツッコミを入れるとスタジオは笑いに包まれていた。