マンチェスターC(イングランド)は、10月30日に行われたリーグ杯トットナム戦から10試合の公式戦で7敗を喫し、グアルディオラ監督の就任以来最悪の泥沼にあえいだが、今季の浮沈をかけて来年1月に大物MF2人を獲得する方針であることが14日ま…

 マンチェスターC(イングランド)は、10月30日に行われたリーグ杯トットナム戦から10試合の公式戦で7敗を喫し、グアルディオラ監督の就任以来最悪の泥沼にあえいだが、今季の浮沈をかけて来年1月に大物MF2人を獲得する方針であることが14日までに明らかになった。

 米スポーツチャンネル「ESPN」の電子版によると、マンCは移籍解禁となる1月にRソシエダード所属のスペイン代表MFマルティン・スビメンディ(25)とニューカッスル所属のブラジル代表MFブルーノ・ギマランイス(27)のダブル獲得を狙うという。

 冬の移籍市場で大物を狙うのは異例だが、現在リーグ4位に沈み、欧州CLでもプレーオフ進出ボーダーぎりぎりの22位で苦闘する強豪は背に腹は変えられず、即戦力を補強して、シーズン後半の巻き返しを狙いたい。

 ESPNによると、マンCは昨季、クラブ市場最高額となる7億1500万ポンド(約1415億7000万円)の売り上げを達成。さらには4億1250万ポンド(約816億7500万円)あった人件費から1030万ポンド(約20億3940万円)の削減に成功して7380万ポンド、日本円にして約146億1240万円の純益を記録。クラブ側はこの資金を投入して、苦境に立つグアルディオラ監督を救う方針だ。

 特に、今季不振の原因とされるMFロドリの不在を埋めると見られるスビメンディの獲得は重要。一方、マンCは否定しているが、プレミアリーグのファイナンシャル・フェアプレーに対する115の違反が現在審議中。違反が確定となれば降格を含めて厳罰に処される可能性もあり、今後の補強に大きな障害となる。