日本卓球協会は14日、都内で理事会を開き、10月のアジア選手権で優勝した男子シングルスの張本智和(智和企画)、女子団体の伊藤美誠(スターツ)、平野美宇、張本美和(ともに木下グループ)、大藤沙月(ミキハウス)、早田ひな(日本生命)、女子ダブ…
日本卓球協会は14日、都内で理事会を開き、10月のアジア選手権で優勝した男子シングルスの張本智和(智和企画)、女子団体の伊藤美誠(スターツ)、平野美宇、張本美和(ともに木下グループ)、大藤沙月(ミキハウス)、早田ひな(日本生命)、女子ダブルスの大藤、横井咲桜(ミキハウス)に表彰の副賞として種目ごとに報奨金100万円ずつを贈ることを決めた。
カザフスタンのアスタナで行われた10月のアジア選手権。張本智は男子シングルス決勝で当時世界ランク3位の林詩棟(りん・しとう、中国)を3―1で破って優勝。同種目の日本勢では1974年大会の長谷川信彦以来、50年ぶりの快挙となった。
女子団体は、決勝で強国・中国に挑んだ。16歳の張本美が第1試合で同4位の王芸迪(おう・げいてき)を、第4試合では同1位でパリ五輪銀の孫穎莎(そん・えいさ)から、ともに3―2で金星を挙げた。平野は同6位の陳幸同(ちん・こうどう)を3―1で破った。同種目では、中国を破っての優勝が50年ぶりだった。
ともに20歳の大藤、横井組は女子ダブルス決勝で張本美、木原美悠(木下グループ)組を破って、初優勝を飾った。同種目では、70年大会以来、54年ぶりの快挙だった。
同協会の16年以降の規定では、報奨金は五輪、世界選手権、アジア大会で活躍した選手に贈られてきた。3大会以外では、過去に17年のアジア選手権で当時世界ランク3位以内の中国勢を3連破して優勝した平野が、特別表彰されてきた。