第101回箱根駅伝(25年1月2、3日)に出場する前回7位の早大が14日、埼玉・所沢市内の所沢キャンパスで取材に応じた。花田勝彦監督(53)は、「(将来的に)優勝を目指しているチーム。往路は攻めて、先頭を走る経験をしたい。3強(国学院大、…
第101回箱根駅伝(25年1月2、3日)に出場する前回7位の早大が14日、埼玉・所沢市内の所沢キャンパスで取材に応じた。花田勝彦監督(53)は、「(将来的に)優勝を目指しているチーム。往路は攻めて、先頭を走る経験をしたい。3強(国学院大、青学、駒大)を崩すためには往路3番以内で、芦ノ湖で前が見えてゴールしないと難しいと思う。掲げた総合3位の目標はぶらさずにチャレンジしていきたい」と抱負を語った。
就任3年目。22年4月末から指導を始め、同6月から正式に監督の座についた。1年目は負傷者が多く故障しない体作りを中心とした練習メニューを消化し、2年目は筋力アップを主に行ってきた。今季は出雲駅伝6位、全日本大学駅伝5位の成績だが、練習の成果は数字以外で現れており、ここまで選手らに大きなけがはなし。指揮官は「3年間の上積み(ができている)。年間を通してけが人がいない。非常に順調」と胸を張った。
エース区間には前回2区4位の山口智規(3年)、5区には前回“山の名探偵”とブレークした工藤慎作(2年)を起用予定だ。花田監督は「他大学のエースと戦える走りを見せてほしい。(工藤は)平地でも山口の次に速い。安定感もあるし、箱根の走りが楽しみ」と期待を寄せた。
国学院、青学、駒大の“3強”崩しへ、花田監督は「3番以内に入るためには1つもミスなくつながないと結果が出ない。他大学は強いと思いますけどチームの強みを出し切って、ゴールしたときに全員が喜び合えるような駅伝にしたい」と気合を込めた。