JFL鈴鹿のFW三浦知良(57)が14日、大阪府内で行われた「明治安田Presents 三浦知良選手といっしょにサッカートレーニング体験イベント 2024」に参加し、小学3年生から6年生の50人と交流した。パス交換やミニゲームなどで子供た…

 JFL鈴鹿のFW三浦知良(57)が14日、大阪府内で行われた「明治安田Presents 三浦知良選手といっしょにサッカートレーニング体験イベント 2024」に参加し、小学3年生から6年生の50人と交流した。パス交換やミニゲームなどで子供たちとふれあったカズは「非常に楽しい時間でしたし、最初子供たちも緊張していたと思いますけど、最後は積極的になりましたし、ドリブルだったりパスだったり、すごくレベルが高かった。子供のころから技術を身につけることは本当に大事なこと。小学生ぐらいの年代は、一番吸収できる時。どんどん技術の高い選手がこれから出てくるんだと実感しました」と笑顔を見せた。

 カズ自身も子供の頃、サッカー教室でセルジオ越後氏から指導を受けた経験があるという。「あまりのうまさにびっくりしたのを覚えています。次の日からそれをまねしようとして、セルジオさんが見せてくれたものを自分でトレーニングしていましたね」。その中でも印象に残った技術が、足首をしなやかに動かし、ボールをアウトサイド、インサイドと一瞬で動かして相手を翻弄(ほんろう)する「エラシコ」と呼ばれるフェイント。「びっくりしましたね。今まで見たことがないようなボール扱い、柔らかさ、足元のうまさに衝撃を受けました」と言う。

 この日のカズも、ドリブル練習ではシザースフェイントを見せ、ミニゲームではリフティングでマークにきた子供をかわす場面も。「ゲームをやると、ついつい本気になりがちで、負けたくないと思ってしまうんですね。これがいいのか悪いのか…。大人げなく見える場合もありますし、どうなのかなと思いつつも、やっぱりちょっと本気になったりすることもあります。でもそこがいいんじゃないか、とも思いますし、年齢関係なく、ピッチでサッカーをできるのは本当に幸せです」と話していた。