プロ野球セ・リーグ公式戦のタイトルパートナーであり、日本最大の発電会社として脱炭素社会の実現に挑んでいる株式会社JERAでは、挑戦を続ける選手や彼らを支える球団スタッフ、そしてファンとともに“かけがえのない日常がずっと続く未来”を目指して…

 プロ野球セ・リーグ公式戦のタイトルパートナーであり、日本最大の発電会社として脱炭素社会の実現に挑んでいる株式会社JERAでは、挑戦を続ける選手や彼らを支える球団スタッフ、そしてファンとともに“かけがえのない日常がずっと続く未来”を目指して「JERA セ・リーグ CHALLENGE」を繰り広げている。

その一環として、セ・リーグの球団とファン、JERAが協力し、街の清掃活動を行う「シティクリーンプロジェクト」が年間を通して実施され、今年で2年目を迎える。今回は読売ジャイアンツと横浜DeNAベイスターズの2球団の取り組みを紹介したい。

■読売ジャイアンツ(2024年9月15日@文京区)

2024年5回目となる「シティクリーンプロジェクト」の開催地は、東京ドームを発着とした東京都文京区内周辺エリア。文京区在住・在学の小学生やCLUB GIANTS KIDS MEMBERから選ばれた小学生とその保護者40組80名が参加して実施された。

ジャイアンツの本拠地である東京ドームのJERAセ・リーグ公式戦の試合前に実施した今回、開会式が行われた午後1時の時点で気温34度の厳しい残暑に見舞われた。それでも参加者たちは球団マスコットのジャビットくんが応援に駆け付けると笑顔が咲き、プレゼントされた「橙魂レプリカユニフォーム」に袖を通し、軍手やトング、ゴミ袋などを手にして準備を整えた。

この日は、読売ジャイアンツから公式マスコットガール「ヴィーナス」の4名(伊藤るうな、鍋谷詩織、吉澤歩乃花、黒澤るうい)、東京ドームの「クリーンレンジャー」加えて、球団OBの仁志敏久さん、清水隆行さん、小笠原道大さん、岡島秀樹さんがゲストで参加。開会式では、岡島さんが「今回、みなさんと一緒に参加できることを楽しみにしていました。暑い中ですが頑張りましょう!」と言えば、小笠原さんが「街を綺麗にすることは気持ちいいこと。みんなで徳を積みましょう!」と呼びかけた。

清掃は4班に分かれてスタート。A班は仁志さんとともに東京ドームをぐるりと回りながら春日通りから後楽園駅隣の礫川公園へ。B班は清水さんとともに東京ドームシティアトラクションズに面した白山通りを通って春日町の交差点で折り返し。C班は小笠原さんとともに白山通りを南下して水道橋交差点で折り返して壱岐坂へ。D班は岡島さんとともにJRの線路に沿う外堀通りを往復。人通りが多い中でも垣根の間からペットボトルや空き缶、お菓子の包装紙などを次々と拾い上げた。それらは主に“ポイ捨て”が原因とされ、参加者からは「自分勝手にゴミを捨てたらダメだよね」「道路はゴミ箱じゃないよ」などの吐息が漏れた。

各班がそれぞれ約1キロの道のりを約40分かけて歩き、額の汗を拭いながらの清掃活動は終了した。集合場所の東京ドーム22ゲート前に戻ってきた際には、ゴミ袋の膨らみとともに「ほら!たくさんあったよー!」、「いっぱい拾ったんだ」と子どもたちの大きな声。清掃中はOBやヴィーナスの面々との触れ合いも楽しみ、保護者からも「OBの方々がすごく一生懸命にゴミを拾っていたので、僕たちも頑張らなくちゃって思いました。OBの方と話をすることもできて、いい思い出になりました」、「暑かったですけど、汗をかきながらみんなと一緒にゴミ拾いをして、すごく楽しかったです」との声が寄せられた。

閉会式では、小笠原さんが参加者全員に「ゴミを拾うって気持ちいいね。心が洗われるような感じがして癖になりそう。また機会があれば、みんなでゴミを拾って、街を綺麗にしましょう!」と語りかければ、清水さんは「みなさんが意欲的に参加している姿が印象的でした。こういう活動して、こういうことをやっているんだと目にしたり、耳にしたりするだけでもいい影響があると思いますし、今後さらにこういう活動が広がって行けばいいなと思います」と頷いた。

閉会式の最後には参加者全員で集合写真を撮影。その後、東京ドーム内に移動して、スタンドからジャイアンツの試合前打撃練習を見学するという体験も。さらにこの日の中日ドラゴンズ戦では、吉川尚輝選手、岡本和真選手のホームランが飛び出し、ジャイアンツが6-3で快勝。実りある1日に大満足の様子だった。

■横浜DeNAベイスターズ(2024年9月21日@横浜スタジアム)

いよいよ今年最後の6回目となる「シティクリーンプロジェクト」の舞台は、横浜DeNAベイスターズの本拠地・横浜スタジアムのある「横浜公園」と近隣の「大通り公園」。長引く残暑がようやく緩んだが、それでも気温30度の暑さの中で、約100名のベイスターズのファンクラブ会員が参加した。

 ペナントレースが佳境を迎えた中、デーゲーム前のスタジアムには朝から続々と参加者が集まった。午前10時15分からの開会式では、球団OBの加賀美希昇さん、白根尚貴さんに加えて、球団マスコット、DB.スターマンとDB.キララも応援に駆け付けてエールを送る。そして株式会社JERAの担当者から会社の説明と日本の電力事情について“勉強”した後、参加者全員で記念撮影。「今日も暑いね」、「でも風があるから思ってたより涼しい」という声が挙がる中、清掃活動をスタートさせた。

 参加者には「YOKOHAMA STAR☆NIGHT 2024・YOKOHAMA GIRLS☆FESTIVAL 2024レプリカユニフォーム」と「レプリカキャップ」がプレゼントされ、トングと軍手、ゴミ袋を手に、2班に分かれて清掃開始。A班は横浜スタジアムに隣接する横浜公園一帯を、B班は関内駅を越えて大通り公園まで足を伸ばした。最初は「公園だから綺麗だね」との声も、「よく見たらタバコの吸い殻、落ちてる!」、「こっちには空き缶がある」「あ、ここにもペットボトルあった」など、通路の端や垣根の間から次々とゴミを見つけ出した。

 清掃活動は約40分に渡って行われた。ゴミの数は大通り公園組の方が多く、横浜スタジアムに帰ってきた際にゴミ袋の中には、空き缶、ペットボトルに加えて、スナック菓子の袋やカップラーメンの容器、段ボールなどが詰め込まれ、参加者からは「たくさん拾いました!」と充実の笑み。白根さんからも「みなさんが本当、一生懸命拾ってくれました」と労いの言葉が送られた。

 活動中は球団OBと参加者たちが笑顔で言葉を交わすシーンが多くあり、加賀美さんからは「今日はファンの方といろいろと話をできて良かったです。今日のような野球以外の活動を通じて、野球場で試合を行う上で、野球以外のいろんなこと、いろんな人が支えているということを知れますし、子どもたちにも興味を持ってもらえたらいいですね」との言葉。参加した小学生からは「来年も参加します!」と元気一杯の声が飛んだ。

日本最大の発電会社であるJERAは、再生可能エネルギーの積極的な導入や、CO2を出さないゼロエミッション火力発電の実現などを通じて、脱炭素社会の実現に挑戦しており、持続可能な未来に向けて子どもたちを主役とした社会貢献活動と野球振興に積極的に取り組んでいる。今回の「シティクリーンプロジェクト」でも「大好きな野球をいつまでも楽しめる未来のためにも、今後とも、ぜひ皆さんのご協力をお願いいたします!大きな夢に向かって、ひとつずつ。」と話している。