パリ・パラリンピックの女子マラソン(視覚障害T12)で銅メダルを獲得した山口県下関市出身の道下美里選手(47)が、同市から市民栄誉賞特別賞を授与された。金メダルを取った2021年の東京パラリンピックに続いて2度目。 2日の授与式後、道下選…

 パリ・パラリンピックの女子マラソン(視覚障害T12)で銅メダルを獲得した山口県下関市出身の道下美里選手(47)が、同市から市民栄誉賞特別賞を授与された。金メダルを取った2021年の東京パラリンピックに続いて2度目。

 2日の授与式後、道下選手は「東京大会以来、故障で思うように練習が積めず、本当に苦しい思いがたくさんあった分、支えてくれる仲間の存在をすごく感じた」と記者団に述べた。

 次の28年ロサンゼルス・パラリンピック出場に向けて、道下選手は「私を追い抜こうと必死に頑張っている若い選手と切磋琢磨(せっさたくま)し、もし選んでいただければ、出場を考えたい」と述べた。

 賞状のほか、褒賞金50万円や下関特産のフグ、クジラの加工品などが副賞として贈られた。(白石昌幸)