第101回箱根駅伝(来年1月2、3日)に出場する東洋大が9日、都内の白山キャンパスで壮行会を行った。同大は前回大会4位で、シード権は継続中として最長の19年連続で獲得中。学生達からは2000羽の千羽鶴が贈られ、酒井俊幸監督は「シード権獲得…

 第101回箱根駅伝(来年1月2、3日)に出場する東洋大が9日、都内の白山キャンパスで壮行会を行った。同大は前回大会4位で、シード権は継続中として最長の19年連続で獲得中。学生達からは2000羽の千羽鶴が贈られ、酒井俊幸監督は「シード権獲得はもちろん、上位を目標に箱根路に挑んでいきます」と意気込んだ。

 今季の学生3大駅伝では出雲駅伝(10月)は関東勢最下位の11位、全日本大学駅伝(11月)13位と苦戦。ただ「この状況を打開するための強気なメニュー」を消化し、「足並みはそろってきた」とチーム状態は上がってきているという。

 エースには昨年2区を走った梅崎蓮(4年)を指名。これまでの学生駅伝で強さを見せた国学院大、青学大、駒大を引き合いに出して「一回流れが途切れてしまうと厳しい」と危機感を示しつつ、「ミスをせずに粘るか(どうか)。ここから3週間が大事。昨年以上の緊張感、強い気持ちを持って状態を上げていきたい」と語った。

 石田洸介(4年)、小林亮太(4年)ら主力らも「お世話になった方々に恩返しの走りをしたい。東洋のスローガンでもある『1秒を削りだせ』という最後まで諦めない走りをしたい」と口をそろえ、気合十分。鉄紺のたすきを箱根路でつなぐ。