「プロレス・ストロングスタイル」(5日、後楽園ホール) メインで王者・村上和成にスーパー・タイガーが挑戦したレジェンド選手権試合が行われた。 ゴング前に村上の急襲を浴びて「洗濯機の中にいる気分」(スーパー)というほど村上ペースに巻き込まれ…

 「プロレス・ストロングスタイル」(5日、後楽園ホール)

 メインで王者・村上和成にスーパー・タイガーが挑戦したレジェンド選手権試合が行われた。

 ゴング前に村上の急襲を浴びて「洗濯機の中にいる気分」(スーパー)というほど村上ペースに巻き込まれたスーパーだが、「かすかな隙」(同)を突いたハイキックからの牙山を決めて6分27秒、片エビ固めで逆転勝ち。第19代王者となった。スーパーは「今までつちかってきたものが自分の命を救ってくれた」とコメントした。

 勝者には、9月大会のシングルで前王者の間下隼人に完勝した元王者・船木誠勝が第2試合後、「(他に)名前が出なければ、この勝者に挑戦します。来年40周年なので。あと5年で還暦ですから。もう一回挑戦します。最後の挑戦」と、アニバーサリーイヤーに挑戦することを表明した。

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 千葉県の我孫子市義でもある澤田敦士が、久々にリング登場。関根“シュレック”秀樹、ガイア・ホックスと組んで船木誠勝、間下隼人、阿部史典組と対戦した。3人を次々と払い腰やSTOで投げ飛ばすなどブランクを感じさせなかったが、自身が放った頭突きで大流血。船木を押さえていた関根にSTOボンバーを誤爆してしまい、最後は孤立したホックスが9分55秒、船木のハイブリッドブラスターに轟沈(ごうちん)した。

 試合後は澤田と関根が仲間割れし、澤田は「関根ナメてんな。プロレスを一からやるべきだと思います」と憤慨しながらも、「久々にリングに上がれて感謝の気持ちしかない。(ストロングスタイルプロレスは)小さなIGFを見てるみたいで、なかなか面白い」と血まみれでニッコリ。そのまま我孫子市議会の準備へと向かっていった。