広島堂林翔太内野手(33)が4日、マツダスタジアム内の球団事務所で契約交渉を行い、400万円減の6000万円で更改した。「来年も契約させていただきました。今年は本当に情けないシーズンだったので、納得してサインさせていただきました」。開幕4番…
広島堂林翔太内野手(33)が4日、マツダスタジアム内の球団事務所で契約交渉を行い、400万円減の6000万円で更改した。「来年も契約させていただきました。今年は本当に情けないシーズンだったので、納得してサインさせていただきました」。開幕4番を任されながら打撃状態が上がらず、5月12日には2軍降格を味わった。87試合出場にとどまり、2割3分、1本塁打、17打点、OPS・579。試合数だけでなく、打撃成績はすべて前年を下回った。
約1時間30分の球団との交渉は、選手会長としての話し合いが主となった。
要望は夏場の試合開催時間や暑さ対策、リクエストによるビデオ判定のカメラ設備など多岐にわたる。チームは9月に急失速して、Bクラスの4位で終えた。選手会長として「姿勢ももちろんそうですけど、もっと言葉でも引っ張っていけるところはあったんじゃないかなと。そこは来年につなげていきたい」と反省を口にした。
昨オフはコンディション不良から練習量を抑えざるを得なかったが、今オフは10月から計画的にトレーニングを続ける。「自分の中で手応えあるトレーニングができている」と胸を張る。新外国人選手に加え、秋季キャンプで振り込んだ若手との競争に備える。「この先何年やれるか分からないですけど、来季はあと5年できるのか、1年で終わるのかという大事なシーズンになると思う。開幕に合わせるんじゃなく、2月1日に合わせて動けるように準備をしていきたいと思います」。選手会長としてだけでなく、グラウンドでチームをけん引するため、戦う準備を進めている(金額は推定)。【前原淳】