プロバスケットBリーグ1部(B1)の佐賀バルーナーズと長崎ヴェルカが1、2日、佐賀市のSAGAアリーナで今季初対戦。初日は佐賀が快勝したが、2日目は熱闘の末に長崎が突き放して、1勝1敗で「九州ダービー」を終えた。双方のファンが2日間で計約…

 プロバスケットBリーグ1部(B1)の佐賀バルーナーズと長崎ヴェルカが1、2日、佐賀市のSAGAアリーナで今季初対戦。初日は佐賀が快勝したが、2日目は熱闘の末に長崎が突き放して、1勝1敗で「九州ダービー」を終えた。双方のファンが2日間で計約1万4千人来場。「GO!GO!佐賀!」「GO!GO!ヴェルカ!」のかけ声を響かせた。

 1日の試合は佐賀が長崎の攻めを阻み、チャイルズとガルシアを中心に得点を重ねて80―51で勝った。

 だが2日は長崎がシュートの精度をあげて競り合いに。第3クオーター(Q)ではめまぐるしくリードが入れ替わる時間帯もあったが、勢いを増した長崎が4Qで突き放し、93―78で白星を挙げた。長崎はリーグ戦の連敗を5で止めた。

 2日の試合後、長崎のモーディ・マオールHCは「(前日に)大差で負けた中、今日を勝ちきることは本当にハートがないとできなかった。誇りに思う」と選手をたたえた。佐賀の宮永雄太HCは「守りのクオリティーが(2日は)後手に入ってしまった。メンタルと戦術を含めて乗り越えなければいけない」と気を引き締めていた。

 九州で初めてB1に昇格し、今季が2季目の佐賀と長崎。2026年に新たに始まる最上位リーグ「Bプレミア」への参入もそろって認められている。今季リーグ戦では西地区で佐賀が5位、長崎が6位につけている。両チームは来年3月5日にSAGAアリーナ、4月23日に長崎市のハピネスアリーナでも対戦する予定だ。(寿柳聡)