阪神は3日、ハビー・ゲラ投手(29)とジェレミー・ビーズリー投手(29)との来季契約を締結したと発表した。ともに今季年俸から倍増で単年契約。ゲラは100万ドルから200万ドル(約3億円)、ビーズリーは80万ドルから160万ドル(約2億40…

 阪神は3日、ハビー・ゲラ投手(29)とジェレミー・ビーズリー投手(29)との来季契約を締結したと発表した。ともに今季年俸から倍増で単年契約。ゲラは100万ドルから200万ドル(約3億円)、ビーズリーは80万ドルから160万ドル(約2億4000万円)と大幅昇給になった。両助っ人とも球団を通じて、残留への喜びを語った。(金額は推定)

 今季の虎を支えた、両助っ人右腕の残留が正式に決まった。ゲラは来日1年目から岩崎とWストッパーを務めるなど、勝利の方程式の一角として活躍。59試合に登板して1勝4敗で14セーブ、31ホールド、防御率は1・55と安定した成績を残した。

 6月に出場選手登録抹消はあったものの、150キロの直球とカットボールを武器にフル回転。「またタイガースに戻ってこられてすごくうれしいです。来シーズンもプレーオフ進出、そして日本一という目標に向かってチームメートとともに戦えることが非常に楽しみです」。帰国時から残留を熱望していたが、来季もタテジマに袖を通すことになった。

 ビーズリーは来季が3年目。今季は開幕ローテ入りこそ逃したが、シーズン途中から先発陣の一人として躍動した。14試合の登板で8勝3敗、防御率2・47。優しい人柄もチームから愛されている。

 「3年目のシーズンとして来年も阪神タイガースに戻ってくる機会をいただき、本当に感謝しています。タイガースのユニホームを着て、日本一のファンの皆さんの前でプレーする全ての瞬間を幸せに感じています」

 12球団屈指の投手力ではあるが、その中でも2人は輝きを放つ。王座奪還へ。年俸倍増となった背番号「00」と「99」の両助っ人右腕が来季も虎の投手層を厚くする。