オリックス・杉本裕太郎外野手(33)が3日、大阪市内の球団施設で契約更改交渉に臨み、800万減の6700万円でサインした。席上では球団応援歌「SKY」のカラオケ映像の新バージョン作成という珍要望をし、21~23年の3連覇時の映像使用を懇願…
オリックス・杉本裕太郎外野手(33)が3日、大阪市内の球団施設で契約更改交渉に臨み、800万減の6700万円でサインした。席上では球団応援歌「SKY」のカラオケ映像の新バージョン作成という珍要望をし、21~23年の3連覇時の映像使用を懇願。約20年前に作成されたモノとは異なる“新映像”の誕生を心待ちにしている。(金額は推定)
800万減のダウン提示とは思えないくらい、杉本は満面の笑みを浮かべて登場した。会見が始まってすぐ、球団にある珍要望をしていたことを報道陣に明かした。
「カラオケの『SKY』の映像が昔の選手しか出ていないので、今バージョンの3連覇したメンバーの最近バージョンも増やしてほしいと要望しました」
カラオケ店、機種の「JOYSOUND」などで流れる「SKY」の映像は、球団が誕生した05年戦士が登場。谷佳知氏(本紙評論家)、仰木彬元監督らの姿があった。
今オフ、飲食店のイベントでファンと交流した際「カラオケでSKYを聴いて、そこからファンになった」方と出会い、「自分らの映像が流れたら多分うれしいですし、今若いファンも増えてきている。喜ぶかなと思ってお願いしてみました」と思い切って伝えた。
交渉後、久保管理部長は「まず、いろんな調べることが先だなというふうに思います。権利の問題もそうですし、いろいろあるでしょう。権利だけじゃないところもあるので」と話すにとどめた。
実現には各方面の調整が必要となりそうだが、杉本は「京セラでいつも流れますし、個人的に好きな歌。映像が変わってもっと広まってほしい」と切に願う。「SKY」のカラオケ映像新バージョン誕生を心待ちにしながら、来季は5年連続2桁本塁打を達成する。