国内男子ツアーを主管する日本ゴルフツアー機構(JGTO)の年間表彰式が2日、都内で行われ、金谷拓実(26)=Yogibo=が初の賞金王を含め最多の7冠を獲得した。来季米ツアー及び下部ツアーの出場権をかけた2次予選会(3~6日・カリフォルニ…
国内男子ツアーを主管する日本ゴルフツアー機構(JGTO)の年間表彰式が2日、都内で行われ、金谷拓実(26)=Yogibo=が初の賞金王を含め最多の7冠を獲得した。来季米ツアー及び下部ツアーの出場権をかけた2次予選会(3~6日・カリフォルニア州)に出場するため既に渡米しており、この日の表彰式は欠席した。
今季2勝を挙げた金谷は最終戦の日本シリーズJTカップ(報知新聞社主催)で3位に入り、賞金ランク1位の平田憲聖(24)=エレコム=を逆転し、約516万円差で初の賞金王に輝いた。最多7冠を受賞し、ビデオメッセージで「1年を通して好調をキープできた。逆転で賞金王になれたことは本当にうれしい」と喜びのコメント。「予選会を頑張ってきます」と意気込んだ。
代理で出席した母・美也子さんは「びっくりして、うれしい」と笑顔で話した。幼稚園に入る前からプラスチック製のクラブを握り、母がゴルフレッスンに通い始めたことで、スクールの先生から短いパターを作ってもらい、遊び始めたのがきっかけだという。賞金王になり世界を目指す息子に、母は「これからも皆さんに夢や感動を与えられるような選手になってもらいたい」とエール。来季の主戦場をかけ、海外でもう一頑張りする。(岩原 正幸)