◆香港カップ・G1(12月8日、シャティン競馬場、芝2000メートル) JRA海外馬券発売対象の香港国際競走4レース(8日、シャティン)に、計9頭の日本馬が出走する。エースとして期待がかかるのが、メインの香港カップで完全復活を期すリバティア…
◆香港カップ・G1(12月8日、シャティン競馬場、芝2000メートル)
JRA海外馬券発売対象の香港国際競走4レース(8日、シャティン)に、計9頭の日本馬が出走する。エースとして期待がかかるのが、メインの香港カップで完全復活を期すリバティアイランドだ。1番人気に推された前走の天皇賞・秋でまさかの13着。好位追走からずるずると馬群に沈み、見せ場のない大敗だった。
しかし、先月25日の国内最終追い切りでは栗東・CWコースで余力十分にラスト1ハロンは11秒2と鋭い伸び。中内田調教師は「動きは良かったと思います。前走の競馬前も悪くはなかったんです。変わったというよりも順調にきているという感じです」と冷静に評価する。
阪神JFからG1・4連勝で史上7頭目の牝馬3冠を達成。無双の強さを誇ってきたが、イクイノックスの圧倒的な強さの前に敗れた昨年のジャパンCから微妙にリズムが狂い始めた。今春には右前脚の種子骨じん帯の炎症という故障も経験。勝利ですべてを払拭したい。
「現地では芝の感触を確かめる程度の追い切りになると思います。あとは向こうの環境に慣れてくれれば」とトレーナー。今年の安田記念で日本馬を打ち倒したロマンチックウォリアーも待ち構える大一番で、本来の輝きを取り戻す。