日本ハムの新庄剛志監督(52)が、退団した建山義紀コーチ(48)のロッテ投手コーチ就任を喜んだ。「今回、建山コーチがロッテに行くじゃないですか。大歓迎なんですよ」と笑顔。「実は吉井監督とも『建山コーチはいいコーチだね』という話もしていた」…
日本ハムの新庄剛志監督(52)が、退団した建山義紀コーチ(48)のロッテ投手コーチ就任を喜んだ。「今回、建山コーチがロッテに行くじゃないですか。大歓迎なんですよ」と笑顔。「実は吉井監督とも『建山コーチはいいコーチだね』という話もしていた」と裏話も明かした。
新庄政権1年目の22年は、チーム防御率がリーグ5位の3・46と低迷。建山コーチが就任した23年は同3位の3・08、24年には同3位で3点台を切る2・94まで上昇。その能力、さらにチーム情報流出の可能性もあり、通常なら危機感も募らせるコーチの他球団移籍だが、それも良しとした。
今秋のキャンプは「アップデート中」という理由で新庄監督は不在で行われた。その理由の1つに「僕がいなくてもコーチを育てるために。スケジュールやメニューを監督になったつもりでやらせるのも育てる一つのポイント」と話していた。
選手の育成はもちろん、コーチの育成も視野に入れる。不在だったキャンプも、映像でしっかりチェックしていた。「森本コーチ、いいキャンプしてたじゃないですか?」と評価。その上で「例えば森本コーチが欲しい、と言われれば、どうぞどうぞと渡すし。そういう(他球団が欲しがる)コーチの育て方もやりたいなとずっと思っていた」と話した。
優秀なコーチ陣の流出も、引いては球界のレベルアップにつながるという太っ腹な考え。ただ「林ヘッドだけはちょっと勘弁して欲しい」とポツリ。「(新庄監督自身が)サインを覚えられないから。彼だけはいてもらわないと。林ヘッドがどこかに行ったら俺もついて行く。それぐらい大事な存在なんで」と笑った。