阪神の佐藤輝明内野手(25)が2日、甲子園を訪れ、来春キャンプで臨時コーチを務める糸井嘉男SAの指導を心待ちにした。 ともに近大OBであり、同じ左打者。以前からグラウンド外で打撃論を交わすことはあったが、「そんな深い話はあまりしたことない…
阪神の佐藤輝明内野手(25)が2日、甲子園を訪れ、来春キャンプで臨時コーチを務める糸井嘉男SAの指導を心待ちにした。
ともに近大OBであり、同じ左打者。以前からグラウンド外で打撃論を交わすことはあったが、「そんな深い話はあまりしたことないかもしれない」という。具体的なアドバイスを受けられるチャンスに「いやぁ、面白そうですね。尊敬する先輩ですし」を声を弾ませた。
糸井SAは2003年度ドラフト自由枠で日本ハムに投手として入団し、3年目の06年から外野手に転向。バットを握った手がグリップから離れなくなるほどのスイング量で才能を開花させた。09~14年まで6年連続打率3割超えを記録。通算打率・297で、同1755安打を放った。
佐藤輝は入団以来、シーズンを通した安定感が課題となっている。今季も4月は月間打率・202で、5月中旬には2軍落ちを経験。夏以降は調子を上げ、7月は同・302としたが、浮き沈みが激しかった。41歳まで現役を続けられるほど安定して成績を残した糸井SAの技術や考え方は、課題克服へのヒントとなりそうだ。
「あれだけ(体が)でかいけど、当てるのがうまいというか。レフト前へポーンって打ったりしていますし。3割を何回も打っているし、さすがだなと思う」。超人イズムを吸収し、5年目の飛躍へつなげる。