ヤクルト・石川雅規投手が2日、都内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、減額制限超えとなる2750万円ダウンの4000万円でサインした。 球団から「戦力として頑張ってほしい」と言葉をかけられたといい、「チームとしても5位に終わって、僕も1勝に…

 ヤクルト・石川雅規投手が2日、都内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、減額制限超えとなる2750万円ダウンの4000万円でサインした。

 球団から「戦力として頑張ってほしい」と言葉をかけられたといい、「チームとしても5位に終わって、僕も1勝に終わって悔しい。結果が全て。なんとか来季はもっと勝てるように」と表情を引き締めた。

 また「200勝できると信じてやっている」と大きな目標を励みにし、来季期待のかかる24年連続勝利についても「続けてきていることがまだ継続できているのが心の支え。24年、25年と続けられるように。1軍に立てないとそういうのもつながってこないので、しっかりと競争していきたい」と話した。

 来季への思いを問われると、色紙には「進」と一文字に思いを込めた。「(青木や和田ら)同世代がユニホームを脱いだ。僕自身は進んでいきたい、前へ前へ進んでいきたい」と、去る友の思いも背負ってプレーすることを誓った。

 球界最年長の石川は9試合に登板し、1勝4敗。5回コールドゲームになった6月2日の楽天戦では5回4安打無失点で9年ぶりの完封勝利を記録し、新人から23年連続勝利はプロ野球史上初めての記録で、目指す200勝まで残り「14」とした。防御率は4・10だった。