阪神OBで女子クラブチーム「阪神タイガースWomen」の木戸克彦監督(63)が2日、大阪府旭警察署の一日署長を務めた。 人生初という一日警察署長。署員への訓示では「私はキャッチャーです。守りの要といわれるポジションです。目を効かすことが大…

 阪神OBで女子クラブチーム「阪神タイガースWomen」の木戸克彦監督(63)が2日、大阪府旭警察署の一日署長を務めた。

 人生初という一日警察署長。署員への訓示では「私はキャッチャーです。守りの要といわれるポジションです。目を効かすことが大事です。変わりがないかとか違っているなとか。もう一つは鼻です。鼻というのは、においを嗅ぐだけが仕事ですけど、雰囲気や相手の作戦、こんなことをしてくるんじゃないか。におうな。そういうのを敏感に感じる鼻です。そして、もう一つは耳です。しっかりとした情報を頭に入れる。いろんな人の意見がありますけど、自分に大事なことを耳に入れる。そして、口です。相手にしっかりと伝えるための。今は凶悪な犯罪者がたくさんいます。その犯罪者も今いった、目と鼻と耳を用意してかかってくると思います。犯罪に予行演習はありません。各自がしっかりとした心構えを持ってもらいたいと思います」と自身の経験も踏まえながら説いた。

 また、トークショーでは、連覇を逃した今季の戦いについて言及。「楽に点を取ってあげる打線がなかった。横浜(DeNA)は日本一になったのは打線がいいから。野球は守りと思ってましたけど、点取りゲームですから。打線のいい方が活気がつく」と話した。