ベルテックス静岡と東レ静岡が“共闘”する。来年4月5、6日に、このはなアリーナで、B2リーグのベルテックス静岡対愛媛戦と、SVリーグ男子の東レ対広島T戦が同日開催されることが1日、両チームから発表された。**** …

 ベルテックス静岡と東レ静岡が“共闘”する。来年4月5、6日に、このはなアリーナで、B2リーグのベルテックス静岡対愛媛戦と、SVリーグ男子の東レ対広島T戦が同日開催されることが1日、両チームから発表された。

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 静岡の2つのプロスポーツチームが“タッグ”を組む。Bリーグのベルテックス静岡とSVリーグの東レ静岡が来年4月、同日に同会場で公式戦を行うことが決まった。県内で、バレーボール&バスケットボールによる同様の試みは初めて。森高大HCは「静岡のスポーツ文化を高めることにつながるし、すごくいい企画だと思う」と、話した。

 スポーツ好きには、たまらない1日になりそうだ。試合時間は調整中だが、ベルテ、東レの“ダブルヘッダー”。県内のスポーツ界を盛り上げるだけでなく、バスケ、バレーの魅力を伝える機会になればと、両チームの思惑が一致して企画が実現した。

 すでに県外では同じような企画が行われている。「大阪や北海道ではやっているようなので、参考にしたい」とベルテ関係者。完全入れ替え制で行うため、設営を含めた準備には時間を要する。ネットやリングの設置、コートの張り替えや両リーグのスポンサーの関係で広告などの入れ替えなど、環境を整備するために人手がかかることは間違いない。

 チケット販売については未定だが、試合中の特別企画なども2チーム間で、話し合っていく方針。「せっかくの機会なので、色々な企画を考えていきたい」と、ベルテ関係者。県内初の“コラボ”を成功させるべく、話し合いを続けていく。

 ☆東レ静岡・阿部裕太監督「Bリーグがプロリーグになってから、観客が増えた。そういう他競技と一緒に同じ会場でできるということは、バスケットファンの方にもバレーボールに興味を持ってもらえる機会にもつながると思う。ファンをこっちに持ってこれるようなプレーを見せたい」

 ◆異なる競技のダブルヘッダー バレー&バスケでは21年3月20、21日に当時Vリーグのサントリー、B1大阪が大阪市内で開催。今月7、8日にはSVリーグ・V北海道とB1北海道が札幌市内で開催予定。サッカーなどを含めて同じ競技の男女リーグが同会場で実施する例も増えており、10月12日には名古屋市内でバスケWリーグ2部・三菱電機、B1名古屋Dがダブルヘッダーを行った。