阿部兄妹が2024年を振り返った。パリ五輪(オリンピック)柔道男子66キロ級金メダルの阿部一二三(27)と、女子52キロ級代表の阿部詩(24=ともにパーク24)兄妹が28日、都内で西新宿イルミネーションマーケット点灯式に出席した。兄は今年の…
阿部兄妹が2024年を振り返った。パリ五輪(オリンピック)柔道男子66キロ級金メダルの阿部一二三(27)と、女子52キロ級代表の阿部詩(24=ともにパーク24)兄妹が28日、都内で西新宿イルミネーションマーケット点灯式に出席した。
兄は今年の漢字に「覇」を選択。五輪2連覇を達成し「24年の目標であり、東京五輪が終わってからの3年間の目標を達成できた」と喜んだ。
見据えるのは28年のロサンゼルス五輪。「3連覇することが今後の大きな夢。夢をかなえるために、試合に出て勝ち切って、代表権を手に入れるところがスタート」と誓った。
そのためにも今年の残り1カ月は“休息”を希望。「五輪が終わってからも休みがない。ゆっくり遠出して、温泉に入ったりリフレッシュしたい」と笑った。
妹は、五輪でまさかの2回戦敗退。2連覇はならなかったが「今年はたくさんの思い出があり、濃かった1年。自分自身の中で、おなかいっぱい」と振り返った。
1年を漢字1文字で表現するのは「難しい…」とつぶやき「悔しかった1年」とした。「目標にしていたことが達成できなかった。人生で一番悔しい年になった」と理由を説明し、今後に向け「ロスの舞台で必ず金メダルを取れるように進化していく」と4年後を見据えていた。【飯岡大暉】