女子プロサッカー「WEリーグ」が28日、都内で理事会後に会見を行い、来季リーグ戦の開幕を現行の9月から8月に変更する方針を示した。12月の実行委員会、理事会で最終決議される。 カレンダーの変更は、クラブや選手会などと意見交換し、10月の実…
女子プロサッカー「WEリーグ」が28日、都内で理事会後に会見を行い、来季リーグ戦の開幕を現行の9月から8月に変更する方針を示した。12月の実行委員会、理事会で最終決議される。
カレンダーの変更は、クラブや選手会などと意見交換し、10月の実行委員会、理事会から検討してきた。現行では9月に開幕、12月後半からウィンターブレイクをはさんで翌年3月に再開し、来年5月まで開催される。新カレンダーは8月に開幕し、ウィンターブレイクを2月に再開する。2月の試合は、降雪地域のクラブはアウェー開催とする方針という。
黒田卓志事務総長は「できるだけ長い間、選手たちがコンスタントに試合をして強化していけるカレンダーにしたい。また、少しでもお客様に触れる期間を長くとりたい」と説明。ウィンターブレイクの短縮については「シーズン途中で2か月半も(リーグが)ストップするのはチームも作り直さなきゃいけない。マーケティング面でも接点が途切れてしまうので改善するべきポイント」と話した。
一方、5月のシーズン閉幕は変更はなし。現行よりシーズン期間が長くなるが、リーグ戦の試合数などの変更はない。黒田氏は、カップ戦が平日開催されて現状に触れ「選手にとってもリーグ戦とリーグ戦の間のカップ戦はコンディション中心の練習になり、チームとしての積み上げが難しくなる。マーケティング面でも集客が難しい。平日開催を見直してほしいとの声があった」と経緯を明かした。