日本ハムの福島連投手(21)が28日、北海道北広島市の球団事務所で契約交渉し、今季の推定540万円から増額でサインした。「1軍である程度投げられたのはよかったと思うんですけど、その1試合、1試合内容があまり良くないことが多かったので満足は…

 日本ハムの福島連投手(21)が28日、北海道北広島市の球団事務所で契約交渉し、今季の推定540万円から増額でサインした。「1軍である程度投げられたのはよかったと思うんですけど、その1試合、1試合内容があまり良くないことが多かったので満足はしていない」とシーズンを振り返った。

 21年育成ドラフト1位で入団。今季は春季キャンプからアピールを続け3月に支配下登録された。5度目の先発となった6月2日のDeNAベイスターズ戦でプロ初勝利するなど、12試合に登板し、2勝3敗、防御率3・54の成績だった。

 来季以降の課題として「球速だったりとか、変化球だったりとか、全体的にレベルアップしていかないと通用しない」と話す。変化球についてはスライダーの改良とチェンジアップの習得に着手している。そして、球速アップへの課題。「体が大きくなったら球速は上がると思う。除脂肪体重を増やしていくので一気には上がらないと思うんですけど、2、3キロ上がればいいかなと思います」と明かした。

 増量は福島にとって永遠の課題。身長190センチながら、22年の入団時は体重65キロ。今季は78キロまで増量して、支配下登録を果たした。このオフは「食べる量はちょっとずつ増やしながら。トレーニングはセット数を増やしたりとか、回数増やしたりとか、いろいろ工夫してやれたら」と80キロの“大台”突破を目指す。「今年の平均球速は147ぐらいだったんですけど、149…できれば150とかに乗せられれば」と目を輝かせた。