ミナシアンGMがオンライン会見「日本には明らかに素晴らしい才能がある」 エンゼルスは27日(日本時間28日)、アストロズからFAとなっていた菊池雄星投手と3年6300万ドル(約95億1200万円)で契約を結ぶことで合意したと発表した。ペリー…

ミナシアンGMがオンライン会見「日本には明らかに素晴らしい才能がある」

 エンゼルスは27日(日本時間28日)、アストロズからFAとなっていた菊池雄星投手と3年6300万ドル(約95億1200万円)で契約を結ぶことで合意したと発表した。ペリー・ミナシアンGMは報道陣のオンライン取材に応じ、「歓迎される補強になる」と手応えを口にした。

 33歳の菊池は6年目の今季ブルージェイズで4勝9敗、防御率4.75だったが、7月下旬のアストロズ移籍後は5勝1敗、防御率2.70の好成績。チームの地区優勝に貢献した。今季は2球団で9勝10敗、防御率4.05。175回2/3を投げ、206奪三振、44四球をマークした。ミナシアンGMは「奪三振力は本当に重要なことだし、怪我をしないことも非常に大事。その2点を我々は本当に望んでいた。基本的な成績、三振、四球を見ると、全体的に質の高い年だった」と高く評価した。

 球団投手の年俸2100万ドル(約31億7300万円)は二刀流の大谷翔平投手を除けば、ノア・シンダーガードに並んで史上最高額となる。今季は球団ワースト99敗を喫し、このオフは積極的な補強を進めている。「(先発ローテは)良くなっていると思っている。オーナーに感謝したい」とアート・モレノ球団オーナーへの感謝の言葉を口にした。

 ミナシアンGMはメジャー移籍を目指す日本人選手についても言及。「日本には明らかに素晴らしい才能がある。メジャーで成功していることも驚かない」と評価した。ロッテからポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指す佐々木朗希投手については「特定の選手について話すつもりはない」と言及を避けた。(小谷真弥 / Masaya Kotani)