ポストシーズンでの絶対的勝負強さで“辛口”ニューヨークファンを魅了 楽天を退団することを発表した田中将大投手に古巣・ヤンキースのファンがラブコールを送っている。所属最終年の2020年は開幕前に、球界屈指の怪力で知られるジャンカルロ・スタント…
ポストシーズンでの絶対的勝負強さで“辛口”ニューヨークファンを魅了
楽天を退団することを発表した田中将大投手に古巣・ヤンキースのファンがラブコールを送っている。所属最終年の2020年は開幕前に、球界屈指の怪力で知られるジャンカルロ・スタントン外野手の180キロ超えの打球が頭に直撃するアクシデントに見舞われ、コロナの影響で短縮シーズンということもあり10登板で3勝3敗に終わったが、ニューヨークでは今でも人気を誇っている。
田中将は24日に自身のYouTubeチャンネルで退団を報告。球団も30日提出予定の契約保留者名簿に記載しないと同時刻に発表した。この報告に地元紙「ニューヨーク・デイリーニュース」ヤンキース番のゲイリー・フィリップス記者も「日本のゴールデンイーグルスに別れを告げた後、元ヤンキースの投手マサヒロ・タナカは新しいチームを探している」と報じた。
FAとなった右腕に反応したのがかつて所属したヤンキースのファンだ。「ホームに戻っておいでよ、タナカ」「ヤンキースはどう?」「(ヤンキースが)ピッタリに思えるんだよ」「タナカを連れてこい」「彼を連れ戻して! マサが恋しいわ!」「ニューヨークに戻ってこい」「とにかく彼を連れ戻せ。もしササキを獲得する上で有利に働くなら、さらにいいことだね」とSNSには熱いメッセージが届いた。
田中将はヤンキースで7年間プレーし、1年目から6年連続で2桁勝利をマークするなど、78勝46敗、防御率3.74の成績を収めた。特にポストシーズンでは誰もが認める勝負強さを発揮し、練習中に頭部に打球が直撃するアクシデントに見舞われ本調子ではなかった2020年を除けば、8先発登板で46回を投げ防御率1.76と驚異的な数値を記録。ヤンキースという人気球団でプレーするプレッシャーを物ともせず大舞台で真価を発揮する姿に、ニューヨークのファンは絶大な信頼を寄せていた。今季はわずか1試合の登板に留まり、0勝1敗、防御率7.20。厳しい成績に終わったが、古巣のファンは今でも期待しているようだ。(Full-Count編集部)