J2モンテディオ山形は27日、ホーム・NDスタで行われるJ1昇格プレーオフ(PO)準決勝の岡山戦(12月1日)に向けて天童市内で約1時間練習した。FW高橋潤哉(27)は今季キャリアハイとなる35試合に出場し、チームトップの11得点を奪うな…
J2モンテディオ山形は27日、ホーム・NDスタで行われるJ1昇格プレーオフ(PO)準決勝の岡山戦(12月1日)に向けて天童市内で約1時間練習した。FW高橋潤哉(27)は今季キャリアハイとなる35試合に出場し、チームトップの11得点を奪うなど勝利に貢献してきた。POでもゴールを決め、J1昇格に王手をかける。
決戦の時が刻々と近づいてきた。10日のリーグ戦最終節終了後、約3週間の期間を経て負けたら終わりの一戦が12月1日に始まる。チームとしては怒とうの9連勝を飾っていたこともあり、できれば短いスパンで試合をやっておきたかったが「気持ち的にリラックスできた部分はあった」と高橋。「練習ではメリハリを持ちながらすごく充実した時間だった」と準備万端だ。
リーグ戦前半は先発で、7月以降はスーパーサブとして躍動し続けた。この練習期間ではゴールを奪う自分の役割に更に磨きをかけてきた。「チームとの関係性を意識して少しでも(連係を)良くしようとやってきた」
対する岡山は今季29失点しかしておらず、J2で2番目の堅守を誇る。今季は2戦2分けと互角。「すごい守備が堅くて手堅く勝ち点を取っているイメージですけど、今までの結果は関係ない」。自分たちが1年かけて積み上げてきたサッカーを全力で出し、白黒はっきりさせる。
3年連続となるPOだが、ホームでの開催は初。青と白のユニホームに身を包んだ大勢の山形サポーターの大声援を受け、走り続ける。「サポーターの力は、ホームでもアウェーでも本当にたくさんの方々が来てくれますけど、やっぱりホームだとより感じる。全員で勝って喜び合えることだけを考えて、一緒に戦いたい」。自らのゴールでサポーターを熱狂させ、勝利に導く。(山崎 賢人)