日本相撲協会は２７日、福岡市内で大相撲初場所（来年１月１２日初日、両国国技館）の番付編成会議を開き、羽出山（はつやま、２５）＝玉ノ井＝の新十両昇進、木竜皇（２２）＝立浪＝の再十両を決めた。 ２０２２年春場所で、三段目１００枚目格付け出しで…
日本相撲協会は２７日、福岡市内で大相撲初場所（来年１月１２日初日、両国国技館）の番付編成会議を開き、羽出山（はつやま、２５）＝玉ノ井＝の新十両昇進、木竜皇（２２）＝立浪＝の再十両を決めた。
２０２２年春場所で、三段目１００枚目格付け出しで初土俵を踏んでから約２年半での新十両。福岡県須恵町の部屋宿舎で会見した羽出山は「とにかくうれしいです」と満面の笑みを浮かべた。
１９３センチの長身から繰り出す突き押しが武器。福岡県にルーツがあるという珍しい名字を、そのまましこ名にしてきた。しこ名は関取に昇進しても変えない意向。「名前を広めたい」と活躍を期す弟子に、師匠の玉ノ井親方（元大関栃東）も「こういう名前の力士がいるんだと覚えてもらうのが一番」と賛同した。
東京都東村山市出身。日本を代表するコメディアン・志村けんさんと同郷の羽出山は「志村けんさんの化粧まわしで土俵入り」を夢の一つにあげた。「幕内に上がったらお願いしたい。東村山といえば、志村けんさんか羽出山と言われるくらいになりたい」と野望を口にした。
