巨人の大勢投手(25)が27日、東京・大手町の球団事務所で契約更改交渉に臨み、今季年俸5600万円から3400万増の9000万円で更改。「2カ月離脱してしまったので、自分的にも…その中でこの評価というのは、本当にしていただいていると自分で…

 巨人の大勢投手(25)が27日、東京・大手町の球団事務所で契約更改交渉に臨み、今季年俸5600万円から3400万増の9000万円で更改。「2カ月離脱してしまったので、自分的にも…その中でこの評価というのは、本当にしていただいていると自分でも思っています」と笑みを浮かべた。(金額は推定)

 会見の冒頭、インタビューで年俸の増減を聞かれた右腕は「10億です。10億、推定…」と真顔で答え、会見場の笑いを誘った。「ウソです」とニヤリと笑い、「面白いかなと思って言いました。記者の皆さんが疲れているかなと思って、ネタ提供です」と関西人らしさ全開で、場を盛り上げた。その上で増額分のご褒美については「あまり物欲はないので…。1年間、家族がすごく応援してくれたので、なにかおいしいご飯だったり、ごちそうできたらなと思います」と話した。

 プロ3年目の今季は、キャンプ中に右ふくらはぎを痛めたが、シーズン開幕1軍メンバーに入った。4月4日の中日戦(バンテリンドーム)では、今季初セーブを記録するとともに自己最速の160キロを計測。「投手として憧れはあった」と喜びを語った。

 5月には右肩の違和感を訴えて途中離脱もあったが、懸命のリハビリで6月末に再昇格。結果的に43試合の登板で1勝2敗、29セーブで防御率0・88と、安定した成績で4年ぶりのリーグ優勝に貢献した。一方で、CSファイナルSでDeNAに敗退。「リーグ連覇できるのはジャイアンツだけなので、そこを目標にして日本一を取りたい。来季は日本シリーズの胴上げ投手になることです」と目標を語った。