◆第75回チャレンジカップ・G3(11月30日、京都競馬場・芝2000メートル) 第75回チャレンジC・G3(30日、京都)で、22年菊花賞&有馬記念2着のボルドグフーシュが復帰戦を迎える。ドウデュース世代の5歳馬は昨年の天皇賞・春6着後、…

◆第75回チャレンジカップ・G3(11月30日、京都競馬場・芝2000メートル)

 第75回チャレンジC・G3(30日、京都)で、22年菊花賞&有馬記念2着のボルドグフーシュが復帰戦を迎える。ドウデュース世代の5歳馬は昨年の天皇賞・春6着後、右前肢の腱周囲炎で長期休養に入り今回が1年7か月ぶりの実戦。「まずは無事に帰って来てほしい」と願った河村助手。「本数を重ねてきて形にはなったかなと思う。先週も好時計が出ましたからね」と上々の仕上がりを伝えた。

 さすがの脚力を見せつけたのは1週前の21日。栗東・坂路で松山を背に自己ベストを更新する51秒3。ラスト1ハロンも11秒8と力強い脚勢で伸びた。「基本的に能力は高い」。重賞未勝利だが、レコード決着だった菊花賞は鼻差惜敗。有馬記念はイクイノックスに迫る2着とG1級の能力を示している。「来年に向けていい流れがつくれたら」と先も見据えた同助手。悲願のG1タイトルへ、ここから再出発する。(戸田 和彦)