阪神の富田蓮投手(23)が26日、西宮市内の球団事務所で契約交渉に臨み、1850万増の2800万円で更改した(金額は推定)。2年目の今季は中継ぎとして33試合に登板し、防御率0・76と大躍進。3倍に迫る大幅昇給を勝ち取り「納得する金額だっ…

 阪神の富田蓮投手(23)が26日、西宮市内の球団事務所で契約交渉に臨み、1850万増の2800万円で更改した(金額は推定)。2年目の今季は中継ぎとして33試合に登板し、防御率0・76と大躍進。3倍に迫る大幅昇給を勝ち取り「納得する金額だった。しっかり評価してもらえた」と感謝した。

 来季に向けて「先発でやりたい気持ちが強い」と明かした。そのためにも「長いイニングを投げる体作りが必要」とオフの課題を見据えた。

 来年1月には、今季限りで現役を引退したソフトバンク・和田が主催する合同自主トレに2年連続で参加する。22年間のプロ生活を送った左腕へ「あそこまでできる体が僕も欲しい」と敬意のまなざしを向け、「話を聞きながら体を強化したい」と“和田ボディー”を手に入れるつもりだ。

 来年からは1人暮らしを始める予定。質の高い睡眠を確保するため、数十万円するマットレスをオーダーで発注するなど自己投資も惜しまない。

 右下肢の張りで秋季キャンプを途中離脱し、12月もリハビリ中心となるが、来年2月の春季キャンプには万全で臨む。「まずは先発で勝利。5勝したい気持ちがある」とさらなる飛躍を誓った。