「NPB AWARDS 2024」(26日、グランドプリンスホテル新高輪) 最優秀新人(新人王)にはセから巨人の船迫大雅投手(28)、パは西武の武内夏暉投手(23)が選出された。 苦労人が遅咲きの花を咲かせた。目標にしてきた栄誉を獲得した…
「NPB AWARDS 2024」(26日、グランドプリンスホテル新高輪)
最優秀新人(新人王)にはセから巨人の船迫大雅投手(28)、パは西武の武内夏暉投手(23)が選出された。
苦労人が遅咲きの花を咲かせた。目標にしてきた栄誉を獲得した2年目の巨人・船迫。“28歳の新人王”は「周りの人がどう思うか分からないですけど、それを結果として示せたのは大きい」と誇らしげに胸を張った。
今季はリリーフとして勝利の方程式の一角を担うなど51試合に登板。4勝0敗、22ホールド、防御率2・37の好成績で、リーグ制覇に貢献した。「自分の中でよく頑張ったかなと思います」と納得顔で振り返った。
22年度ドラフト5位で西濃運輸から入団したが、社会人と東日本国際大時代を合わせると「合計3回」の指名漏れを経験。やっとの思いでプロ入りを果たしており、下積みが長かった。「一番支えてくれたのは親。周りのお世話になった人たちが助言をしてくれたのが、一番諦めない自分の道になったと思います」と感慨深げに語っていた。
「日本一になるために貢献できる投球がしたい」と、言葉に強い決意を込めて先を見据えた。遅咲きで苦労人のサイド右腕が、来季も巨人のために腕を振り続ける。