24日に今月末提出期限の保留者名簿に記載されないことが発表された、楽天・田中将大投手(36)が26日、楽天モバイルパークで退団発表後、初めて報道陣の取材に応じ「どれだけやりがいを感じられるかをいつも一番に考えて決断はしてきた。たくさん考え…
24日に今月末提出期限の保留者名簿に記載されないことが発表された、楽天・田中将大投手(36)が26日、楽天モバイルパークで退団発表後、初めて報道陣の取材に応じ「どれだけやりがいを感じられるかをいつも一番に考えて決断はしてきた。たくさん考えましたし、その中でこういう答えを出した」と話し、新天地に活躍の場を求める考えを示した。
楽天は4球団が競合したドラフト会議でクジを引き当てた球団で、ポスティングによる大リーグ挑戦を後押ししてくれた球団でもある。あと3勝に迫った日米通算200勝を仙台で達成したい思いも「もちろんそのつもりでした」と当然あったが、退団を決断した。
決断に至るまでには「いろいろ考えました。たくさん。感情的になるのが一番いけないと思ったので。やはり時間をかけながらいろんなことを考えました」と説明。「どうしようかっていうところはもちろん、家族とはやはり一番、特に妻ですね。話しましたし、やっぱりなかなか簡単なことではないないので、時間をかけてっていうとこですかね」と妻でタレントの里田まいに相談したと明かした。
23日に行われた「楽天イーグルスファン感謝祭」に参加した時点で、すでに球団には退団の意向を伝えていたという。発表が24日になったことについて田中将は「自分の中でファン感を変な雰囲気にしたくなかったので、伝えるにはその後の方がいいかなと。僕としては普通にいつも通りファンの方々に楽しんでいただきたいなと思っていたし、盛り上げたいなと思っていた」と説明した。
退団に楽天ファンがショックを受けていると伝えられると「感謝しかない。皆さんに応援をしていただいて、背中を本当に押していただいた」とあらためて「僕個人としては最後までイーグルスでプレーすることができればベストだと思うが、これはどうなるか分からない。入団した一つの球団で長期間プレーして、入団した1球団で終われるのは何人いるか。できるのは限られた人しかいない。こればかりは、仕方ないと思う」とし、楽天を離れる寂しい思いは「当然あります」と話した。