【ブンデスリーガ】シュトゥットガルト 2-0 ボーフム(日本時間11月23日/MHPアレーナ)【映像】チェイス・アンリの「冷静すぎるスライディング」 日本が誇る若き大型DFは、元ドイツ代表のレジェンドにも認められる存在だ。シュトゥットガルト…
【ブンデスリーガ】シュトゥットガルト 2-0 ボーフム(日本時間11月23日/MHPアレーナ)
日本が誇る若き大型DFは、元ドイツ代表のレジェンドにも認められる存在だ。シュトゥットガルトに所属するチェイス・アンリがボーフム戦で、途中出場ながら相手の終盤の猛攻にも落ち着いた対応を披露。この弱冠20歳には、ユルゲン・クリンスマン氏も「素晴らしい才能の持ち主」と太鼓判を押している。
チェイス・アンリの守備が光ったのは、途中出場から4分後の89分だった。ボックス内に侵入したボーフムのDFマキシミリアン・ヴィッテクが中央への低い弾道のクロスを送り込むと、ニアサイドで構えていた日本人DFはスライディングでゴールラインの外へ蹴り出して難を逃れた。
現役選手を引退後、ABEMAで初の解説を務めた細貝萌氏は「素晴らしいですね」と対応を称賛。2-0とリードしている中で終盤にボーフムの攻撃を受ける回数が受けていただけに、確かに落ち着いた守備は際立っていた。クリーンシートで終えたいホームチームの交代カードにチェイス・アンリが選ばれたことからも、信頼の大きさがうかがえるシーンだった。
20歳ながらドイツで躍動するチェイス・アンリには、ドイツのレジェンドも太鼓判を押す。この日の試合前、ABEMAの中継で元ドイツ代表監督のクリンスマン氏のインタビューが紹介されると、こう絶賛した。
「彼には良い意味で驚いた。若いのに成熟したプレーをする。冷静でスキルがあり、フィジカルも強い。チームにフィットしているし、(チャンピオンズリーグの)レアル・マドリード戦にも出場した。素晴らしい才能の持ち主だし、今後が楽しみだ。彼については良い評判しか聞かないよ。多くのことを成し遂げるために必要な集中力と覚悟がある。いずれ特別な物語となるはずだ」
クリンスマンは、シュトゥットガルトで156試合・79得点をマークしたレジェンドFWであり、その後もインテル、トッテナム、バイエルンなど数々のトップクラブでプレー。現役引退後はドイツ代表監督を皮切りに、バイエルンや直近では韓国代表を指揮した名将だ。
今シーズンのチェイス・アンリはトップチーム昇格1年目ながら、ここまで公式戦16試合でプレー。188cmの長身とボンバーヘッドの髪型も際立つ逸材は、その風貌のみならず、プレーでもブンデスリーガで存在感を放ち続けている。
(ABEMA/ブンデスリーガ)