昨夏のアストロズ移籍後は10登板で防御率2.70、奪三振率11.40 青天の霹靂だった。アストロズからFAとなっていた菊池雄星投手がエンゼルスと3年6300万ドル(約97億円)で契約に合意したと25日、米紙「ニューヨークポスト」ジョン・ヘイ…
昨夏のアストロズ移籍後は10登板で防御率2.70、奪三振率11.40
青天の霹靂だった。アストロズからFAとなっていた菊池雄星投手がエンゼルスと3年6300万ドル(約97億円)で契約に合意したと25日、米紙「ニューヨークポスト」ジョン・ヘイマン記者が報じた。正式合意となれば、菊池の契約はエンゼルスの球団史においても“歴史的”なものになる。
米大手移籍サイト「MLBトレード・ルーマーズ」が公開している、今オフのFA選手ランキングトップ50で菊池は12位に位置づけられていた。予想契約額は3年6000万ドル(約92億円)で、エンゼルスの評価は事前予想を上回るものだった。さらに、米メディア「ジ・アスレチック」のエンゼルス番、サム・ブラム記者によると、2020年オフに就任したペリー・ミナシアンGM政権下では菊池の3年6300万ドルは最高額になるという。
この期間に限らず、平均年俸2100万ドル(約32億3800万円)は、二刀流の大谷翔平投手を除き、2021年オフに1年2100万ドルで加入したノア・シンダーガード投手に並ぶ球団投手の歴代最高額となる。エンゼルスはまさに金額で“誠意”を示した格好だ。
もっとも、菊池は新たな本拠地になるエンゼルスタジアムとの相性は悪く、通算8登板(37回2/3)で防御率8.12。3登板以上の13球場でワーストとなっている。果たして過去を乗り越え、来季以降はどんな投球を見せるだろうか。(Full-Count編集部)