大阪・浪速の野球部監督・遠山昭治氏(57)が退任することが25日、分かった。2019年に監督に就任したが、5年間で結果を残すことはできなかった。 かつて阪神などで活躍し、現役引退後はコーチも務めた遠山氏。浪速の再建を託され「常にベスト8の…
大阪・浪速の野球部監督・遠山昭治氏(57)が退任することが25日、分かった。2019年に監督に就任したが、5年間で結果を残すことはできなかった。
かつて阪神などで活躍し、現役引退後はコーチも務めた遠山氏。浪速の再建を託され「常にベスト8のレベルにあるチームでありたい」と目標を掲げていた。ただ、同校が10年以降、大阪府大会でベスト8に進出したのは12、16年の夏のみで、決して簡単なことではなかった。
コロナ禍で練習時間の制限など、監督としての船出は厳しいものだった。制限が緩和されて以降も大阪桐蔭、履正社など私学の強豪、近年レベルが上がっている公立校相手に勝ち上がっていくのは厳しかった。今夏の大阪大会では3回戦で上宮、秋季大会では4回戦で大商大高に敗れた。
後任には1995年のセンバツで市岡のエースとしてマウンドに立ち、長年、浪速の野球部を支えてきた同校教員の井上雅文氏(46)が予定されている。