フィギュアスケート男子でグランプリ(GP)シリーズ第6戦・中国杯を制した佐藤駿(エームサービス・明大)が25日、羽田空港に帰国。初めてGPシリーズの金メダルを首にさげ「率直に、嬉しい気持ちで一杯」と喜びを語った。 第2戦のスケートカナダで…
フィギュアスケート男子でグランプリ(GP)シリーズ第6戦・中国杯を制した佐藤駿(エームサービス・明大)が25日、羽田空港に帰国。初めてGPシリーズの金メダルを首にさげ「率直に、嬉しい気持ちで一杯」と喜びを語った。
第2戦のスケートカナダで2位だった佐藤は、中国杯のショートプログラムで98・75点をマーク。首位発進し、フリーは179・73点、合計278・48点で優勝した。GP10戦目での初勝利で、2季ぶりにGPファイナル(12月、フランス)進出も決定。「メダルを取りに行くけど、自分でつかみ取ったファイナルなので。SP、フリー楽しく滑って、今回失敗したところを同じ失敗しないように頑張りたい」と、次戦を見据えた。
男子はイリア・マリニン(米国)や鍵山優真(オリエンタルバイオ・中京大)ら、自己ベスト300点超えの猛者揃い。「SPは、まだ海外の試合で出したことがないので100点が目標。フリーはシーズンベストの186点を超えることを目標に頑張りたい」と佐藤。4回転ルッツ、フリップ両方をそろえることがファイナルに向けた課題という。「もうちょっと段階を踏んでいかないと、300点は出ないかなと感じているので。もっと大会に出て経験を積んで、300点を出せたら」と着実な成長を誓った。