プロ野球の今季のベストナインが25日発表され、4年ぶりにパ・リーグを制したソフトバンクが最多の6部門を占めた。セ・リーグで4年ぶりに優勝した巨人からは、ヤクルトと同じ3人が選出された。 ソフトバンク勢は最多勝の有原と盗塁王の周東、プロ10…

 プロ野球の今季のベストナインが25日発表され、4年ぶりにパ・リーグを制したソフトバンクが最多の6部門を占めた。セ・リーグで4年ぶりに優勝した巨人からは、ヤクルトと同じ3人が選出された。

 ソフトバンク勢は最多勝の有原と盗塁王の周東、プロ10年目の栗原が初。今宮は2年ぶり4度目、本塁打と打点の2冠に輝いた山川は西武時代を含めて4度目、首位打者の近藤は2年連続3度目の受賞となった。

 巨人勢は最多勝の菅野が4年ぶりで、吉川と三塁で1度選ばれた岡本和は初受賞。日本一のDeNAからは、山本が初めて選ばれた。

 ベストナインは、取材歴5年以上の記者による投票で決まる。有効投票数はセが302票、パが259票。最優秀選手(MVP)と新人王は、26日のNPBアワーズ(総合表彰式)で発表する。

■ベストナインと次点

▼セ・リーグ

投手   菅野智之(巨) (5) 249

     高橋宏斗(中)   27

捕手   山本祐大(D) 初 251

     坂倉将吾(広)   29

一塁手  岡本和真(巨) 初 183

     オースティン(D) 117

二塁手  吉川尚輝(巨) 初 164

     牧秀悟(D)    130

三塁手  村上宗隆(ヤ) (3) 266

     宮崎敏郎(D)   13

遊撃手  長岡秀樹(ヤ) 初 274

     矢野雅哉(広)   25

外野手  サンタナ(ヤ) 初 231

     細川成也(中) 初 206

     近本光司(神) (4) 186

     丸佳浩(巨)    136

▼パ・リーグ

投手   有原航平(ソ) 初 96

     伊藤大海(日)   85

捕手   佐藤都志也(ロ)初 121

     甲斐拓也(ソ)   112

一塁手  山川穂高(ソ) (4) 256

     清宮幸太郎(日)  1

     ソト(ロ)     1

     内藤鵬(オ)    1

二塁手  小深田大翔(楽)初 155

     外崎修汰(西)   53

三塁手  栗原陵矢(ソ) 初 257

     郡司裕也(日)   1

     清宮幸太郎(日)  1

遊撃手  今宮健太(ソ) (4) 173

     源田壮亮(西)   76

外野手  辰己涼介(楽) 初 240

     近藤健介(ソ) (3) 227

     周東佑京(ソ) 初 144

     万波中正(日)   141

指名打者 レイエス(日) 初 212

     ポランコ(ロ)   23

丸数字は受賞回数。岡本和は三塁手で1度、村上は一塁手で1度、近藤は指名打者で2度受賞。有効投票数はセが302票、パが259票。

 山本(D) 「とても光栄で、うれしい気持ちでいっぱい。終盤に怪我で離脱してしまったので、来季は1年間フル稼働してもう一度このタイトルをとれるように精進していきたい」

 長岡(ヤ) 「ベストナインに選ばれたことをとてもうれしく思います。これからは、この賞に恥じないプレーをし、連続して獲得できるように頑張りたい」

 村上(ヤ) 「ベストナインに選出していただき大変光栄に思います。来年もベストを尽くしてプレーします。応援してくださった方々に感謝したいと思います」

 サンタナ(ヤ) 「ベストナインに選出いただき大変光栄です。チームメートのおかげで良いプレーができたと思います。来年もチームに貢献できるように最善を尽くします」

 有原(ソ) 「けがをせずに1年間投げられたことが結果につながった。来年はさらにいい成績で、連続で取れるように頑張ります」

 山川(ソ) 「2年ぶりの受賞でとてもうれしい。満足のいくシーズンではなかったが、来年は満足した中でこの賞に選んでいただけるよう頑張ります」

 栗原(ソ) 「初めての受賞に驚きとうれしさと、一番は感謝の気持ちでいっぱいです。来年からもこの賞に恥じない活躍をしたい」

 今宮(ソ) 「1年間頑張ってきた証しでもあるし、とてもうれしい。来年も1年間けがなく試合に臨み、また選んでいただけるよう頑張ります」

 近藤(ソ) 「外野手で2年連続の受賞は素直にうれしい。毎年狙っている賞でもあり、来年、再来年と続けていけるよう頑張りたい」

 周東(ソ) 「取れると思っていなかった。1年間試合に出続けるだけでなく成績を残さないと取れない賞だし、頑張ってよかったと素直に思います」

 佐藤(ロ) 「たくさんの選手がいる中から選んでもらえたことを光栄に思います。神宮でのオールスターMVPや侍ジャパンの一員としてのプレーなど本当に充実したシーズンでした」

 辰己(楽) 「頑張ったからといって取れるタイトルではありませんので、特別な気持ちです。浮かれることなく、これからも精進していきます」

 小深田(楽) 「選んでいただき、とても光栄に思います。来年ももっといい成績を残してベストナインにまた選んでもらえるように頑張っていきます」

 レイエス(日) 「私を評価してくれたNPB関係者と投票してくれた方々に感謝したい。来季もファンと球場で会えることを楽しみにしている」