ボクシングの亀田プロモーションは25日、大阪市内で会見を開き、12月21日にツインメッセ静岡でTMKジムがプロモートするIBF世界スーパーフライ級4位のレネ・カリスト(メキシコ)が、同級王座をかけて同級3位のウィリバルド・ガルシア(メキシ…
ボクシングの亀田プロモーションは25日、大阪市内で会見を開き、12月21日にツインメッセ静岡でTMKジムがプロモートするIBF世界スーパーフライ級4位のレネ・カリスト(メキシコ)が、同級王座をかけて同級3位のウィリバルド・ガルシア(メキシコ)と対戦することを発表した。
同王座は12月31日に東京で井岡一翔(志成)を相手に防衛戦を行うWBAスーパーフライ級王者フェルナンド・マルティネス(アルゼンチン)が返上して空位になっていたタイトル。会見に出席したカリストは「今回のチャンスはものすごくうれしい。しっかり勝ち切って、世界チャンピオンになりたい」と意気込みを示した。
まさにシンデレラボーイだ。カリストはIBF世界フェザー級1位の亀田和毅(TMK)がメキシコのジムで練習中に、アルバイトで掃除をしている時に見いだされてボクシングを始めた。
未経験ながらプロデビューすると才能が開花。ここまで23戦全勝(5KO)という戦績を積み上げて、ついに世界戦の舞台へたどり着いた。グローブを提供するなどサポートしてきた和毅は「センスがあるなと思ったし、ものすごく真面目。一気に強くなった」とここまでの成長ぶりに目を見張る。
相手のガルシアの印象についてカリストは「前に出てくるファイター。自分は足を使いながら、後半に攻めていきたい」と戦いのプランを明かした。11月中旬に来日し、TMKジムで調整中。「ものすごくいい試合が見られると思う。楽しみにしてください」と世界奪取へ自信をのぞかせた。
また、追加カードとしてスーパーフライ級の世界3団体でランクインしている健文トーレス(TMK)が53・2キロ級契約の8回戦でナッタポン・ジャンケーウ(タイ)と対戦、フェザー級で世界ランク入りした亀田京之介(TMK)は同級8回戦でアンジェロ・ベルトラン(フィリピン)と対戦することも発表された。