最優秀バッテリー賞の表彰式が25日、都内ホテルで行われ、セ・リーグは巨人の菅野智之(35)、小林誠二捕手(35)が、パ・リーグはソフトバンクの有原航平投手(32)、甲斐拓也捕手(32)が受賞した。 国内フリーエージェント権利(FA)を行使…

 最優秀バッテリー賞の表彰式が25日、都内ホテルで行われ、セ・リーグは巨人の菅野智之(35)、小林誠二捕手(35)が、パ・リーグはソフトバンクの有原航平投手(32)、甲斐拓也捕手(32)が受賞した。

 国内フリーエージェント権利(FA)を行使した甲斐は、獲得競争に参戦した巨人などが交渉中。阿部慎之助監督(45)は今月23日、「ウチにきてほしいですね。絶対的な司令塔が欲しい。いればチームにとって、とてつもない安心感がある。そういった支柱がほしいですよ」などとラブコールを送っていた。

 報道などでコメントを知った甲斐は「そういった記事を見て素直にうれしく思います」と笑みを浮かべた。その上で「今のところはまだ何もというか、答えられることがない。しっかり考えながら決断していきたいですね」と話すにとどめた。

 今後の決断ポイント、時期については「捕手としてどういう自分になりたいのか。この1、2年だけじゃなくて、この先の野球人生を考えた時に、どういう野球人生を送りたいのかということ」とし「決断時期は深くは決めてないですが、なるべく早めに決断できればとは思っています。しっかり考えたいと思います」などと胸中を語った。

 テレビインタビューでは、共にバッテリー賞を受賞した有原と来季、敵として「もし対戦することになったら…」と、むちゃぶりを投げかけられ2人で苦笑。有原が「打たれたらいろいろ言われそうなので、しっかり抑えたいなと思います」と言えば、甲斐は「その(移籍)前提ではないですけど…」と前置きした上で「日ハムの頃から対戦も何度かしてホームランも打って、ヒットも打点も上げて四球もとっているので、悪いイメージはないですね」とニヤリと笑った。最後は有原が「でもアウトは結構、三振なので、いい勝負かなと思います」と返し、笑いを誘って締めた。