和歌山を拠点に活動している社会人プロレス団体「紀州ぶんだらプロレス」の興行が12月15日、和歌山市の和歌山県立体育館(補助体育館)で開かれる。昨年10月以来の開催で、今回の注目は紀の川市出身の藤井瑠美愛選手(19)のデビュー戦だ。 ぶんだ…

 和歌山を拠点に活動している社会人プロレス団体「紀州ぶんだらプロレス」の興行が12月15日、和歌山市の和歌山県立体育館(補助体育館)で開かれる。昨年10月以来の開催で、今回の注目は紀の川市出身の藤井瑠美愛選手(19)のデビュー戦だ。

 ぶんだらプロレスはNPOドリームクリエイターが2017年に旗揚げした。「プロレスでふるさと和歌山の活性化を!」を合言葉に活動を続けている。和歌山市出身のルチャマスター武丸選手や、真田十勇士蒼影(あおかげ)選手、真田十勇士桜選手ら約10人が在籍している。

 デビュー戦に臨む藤井選手は、海南高校3年生だった昨年10月にぶんだらプロレスを見て、翌月に練習生として入団した。今年3月に高校を卒業し、普段は飲食店で働く。女子プロレスラーはあこがれだったという。ドリームクリエイター代表の米谷(こめたに)克己さん(64)は「練習では思い切りよく、性格は明るい。皆さんに愛される選手に育ってほしい」と話す。

 12月15日正午に試合開始で、4、5試合を予定。藤井選手の対戦相手は蒼影選手だ。入場無料。会場は土足禁止。冷え込みが予想されるため、座布団やタオルケットの持参を呼びかけている。問い合わせは米谷さん(090・3674・8790)。(松永和彦)